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シン・ドラマ汁


いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第5回「雨ニモマケズ」
NHK 日曜夜8時~
▼予選会!
今回は、初回にもあったオリンピックの予選会を、四三視点から描いた前半と、
予選会で優勝して一躍時の人となった四三の姿が描かれた後半という構成でした。
最初から見た方なら誰もが結果を知っている予選会なのですが、
初回ではただじっと待っていた嘉納の視点から描かれていたのに対し、
今回は実際に走った四三たち選手の模様が如実に描かれており、思わず手に汗を握りましたね。
まるでマラソンか駅伝のテレビ中継のような演出も、時代とのミスマッチが面白かったです。
分かりやすいのでもっとやってくれてもよかったのですが、
ああいうのを嫌う人に遠慮したのか、ちょっとだけでしたね。
2位になった佐々木も10里を走り切り、四三と確か6分差くらいだったので、
四三がいなければ彼が世界新記録を出したってことになりますね。

▼日本の底力
にしても何故マラソンどころかスポーツすらろくに普及していない日本で、新記録が出たのか。
思うに江戸時代、そして明治にかけての日本の住環境にあったと思います。
まず江戸時代では、士農工商の農以下の身分は、基本馬には乗りませんでした。
武士でも身分が低い者は馬に乗ることはなかったと思います。
なのでどこに行くにも歩いていくのが基本で、当然足腰が強くなりますね。
ただそれだけで長距離を走破できるわけではありません。
私は明治時代に子供たちが学校に通うようになり、それまで家の周囲で遊んだり、
少し大きくなれば家の手伝いなどをしていた農家の子供たちが、歩いて通うようになりました。
学校が始まった時には、当然数が少なく、通うには遠くまで歩いて通わなければならない
四三のような子供たちがいっぱいいたと思います。
それで子供たちの脚力が鍛えられ、長距離走では不可欠の、
高いスタミナを持つ人の裾野を広げたのではないかと思います。

▼怒る播磨屋
四三は、以前マラソン大会で3位に終わった時のように、1位だったのに反省をします。
こういうところが、彼を成功に導いたのでしょうね。
そこで噴出した一番の問題が、足袋。
今回四三の足袋が大写しになりましたが、どうやら裏は刺し子のようでしたね。
四三は破れて最後には履き捨ててしまった足袋を、播磨屋に持ち込み、
どういう点がだめだったか説明して、もっと改良してもらおうとしますが、
自分が作った足袋の欠点を次々と挙げられ、まるで往復ビンタを食らったかのような播磨屋は、
四三を店から追い出してしまいます。
四三が1位になったのを喜び、店の入り口に書いて貼っていたのにねw
普通なら他の店に行くところですが、四三はどうやってこのこじれた仲を修復して、
競走用の足袋を作ってもらうのでしょうか。

▼お江戸日本橋
次のサブタイは、日本橋を起点に京都までの東海道五十三次を歌いこんだ民謡・俗歌です。
ちょっとどういう内容になるのか分かりませんが、日本橋が出てくるのでしょうかね?




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