Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


クリスマス


もうすぐクリスマス
星のきらめく聖なる日
あなたは一人なのだろうか
部屋で静かに時を刻んでいるのだろうか
今はもうわからないけれど


いつも遠い目をしていた
何を見ていたのだろうか
何も言わなかったけれど
私も見たかったけれど
あなたは黙ったままだった


派手なことの嫌いなあなただから
クリスマスは祝ったことがなかった
それでもいいと思っていた
あなたのことを愛していたから
それだけでいいと思っていた


あなたは私を見ていたのだろうか
こんなに近くにいてさえも
もしかしたら見ていなかったのかも
でもそうは思いたくない
手を強く握り返してくれたから


あなたの手は暖かだった
ずっとこのままだと思えた
なにが起きても 何があっても
一緒につないで行ける
だからあなたを信じられた


「ごめん、別れてくれないか」
いきなりの幕引き
何を言ったらいいのか
ののしる言葉さえ見つからず
涙さえも止まったままで


カフェで我慢し
地下鉄で我慢し
部屋で泣いた
思い切り泣いた
あなたはこれからどうするのだろう


思いついた
私はあなたをかばっていたのかも
それが窮屈になったのかも
これから先はどうなるの
誰かが守ってくれるの


クリスマスがもうすぐ来る
街は人の笑顔であふれている
背を向かないで 私を見て
そう言えばよかった
もう届かないけれど










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