悪魔なので邪神を育てる事にした 44話
- カテゴリ:自作小説
- 2018/12/09 20:41:59
~ 爆乳女神との決戦 ~
「さて、そろそろ時間かのぅ」
突然現れる神々、それは太古の昔の姿とは全く違うのだが、妄想され具現化した神々であることは間違いなかった。
「やぁ、ぼくを呼んでくれたのは、キミかい? そこの、そう。 キミだよ。 見た目受験勉強中の女子高生さん(仮名)」
「ええっ? わ、私じゃなくてじゃなくて、み、みんなの力なんです」
「そんな事はどうでもいいのさ、僕はナンパの神。 君はもう僕のモノなのさ。 キュピーン」
『邪神様がドン引きしていらっしゃる!』
そう言うバアルもドン引きだ。
ナンパの神とからが名乗ると、他の神も次々と神が名乗りだす。
戦の神、勝利の女神、力の神、ミンキーなんとかの女神、技の神、セーラー月の女神、力と技のVなんとかの神、神風怪盗の女神、勇気の神、プリなんとか女神、なんだか怪しい神が混ざっているが、様々ないにしえの神が復活していた。
そしてまた、ナンパの神が見た目受験勉強中の女子高生さん(仮名)に話しかける。
「ぼくたちはさ、まだ薄い本の力で復活し程度で力が少ないのさ。 だから可愛子ちゃん(いつの時代やんと思った人、数千年前です)僕たちの為に、もっと妄想してくれないかい?」←花輪くん風でお読みください。
801、腐女子、ロリコン、触手好き、ケモナー等、口で言えないような人々が一斉に妄想を始める。
すると空から凄い力を感じ、光り輝く中から小さな黄色い丸いものが下りて来た。
「ひよこ?」
「バアルよ、あれがこの世界の最強じゃった神、不死鳥様じゃ」
「・・・」
ひよこはピヨーと大きな声で鳴く。
空気の揺るがす不死鳥声は空間をも曲げる勢いで放たれ続け、ついに空にヒビが入り、そこから爆乳の強欲女神が現れた。
「爆乳・・・ ですか?」
それは確かに胸が大きかった。
だがそれ以上に腹が大きく、樽を通り越して3段4段5段と言うか、ジャ〇ザハットとも言える女神が現れた。
元はくびれていただろうウエストは膨大な肉塊に埋もれ、きっと美しかったであろう手足は、その肉に埋もれて短くなっている。、
「元は美人じゃったのだろうがのぅ、魂を喰らい続け肥満化して酷い事になっておる、バアルよ恐ろしいじゃろ?」
何も言えないバアル、だが倒さなくてはいけない相手だと気を引き締めた。
戦の神がバアルにランスを渡し、戦の神自らも剣と盾で強欲の女神に切りかかる。
バアルもそれに続いてランスを肉塊に突き立てる!
ポヨン
「以前より防御力が上がり過ぎておる」
「ランスが埋もれるだけで全く効き目がない!」
そこで邪神様が叫ぶ。
「以前おぬしたちがやられたように、暴欲の女神の力を吸い取るのじゃ! 今のあやつはまともに動けん。 搾り取られることは無いぞい!」
一斉に飛び掛かる神々、腕、足、胸、股間、吸える所はありとあらゆる方法で、舐めたり吸ったりしている。
「全然エロくない・・・」
普通なら女神にそんなことすればエロいイメージがあるのだろうが、なんと言うか飴玉に群がるアリ、いやもっと酷い。
う〇こにたかる蠅とかスカラベの様だ。
「おえええぇぇぇ」
邪神様が何かを耐えきれなくなった。
だが必死に攻防を続ける神々。
そのせいか徐々に暴欲と堕落の女神は小さくなっていく。
そして最後には美しい女性が残った。
爆乳の。
だがもうその力はほとんど残っていない。
ディーアズワールドの神々は、一斉に離れる。
ピヨ~~~~
不死鳥が雄叫びを上げると、強欲の女神は神卸しされ、人間になってしまった。
「ぴよぴよぴーよ、ぴよよぴよ」
「うむ、人間としてやり直すがよいと言っておるのじゃ」
こうして強欲と堕落の女神ラフレシアは、その一切の力を奪われ人間となった。
しかし働いたことが無いラフレシア。
どうしたらいいのか途方に暮れていると、邪神様が言う。
「数千年無くなっていた職業"水商売"を始めるがよい。 今のお主なら指名No.1間違いないのじゃ」
強欲と堕落の女神は、パチンコ屋の様な神殿に入っていく。
こうしてこの世界に"おっパブ女神"が誕生したのだった。
一応「強欲と堕落の女神」って事ですから。 ヽ(゚ω゚=)
日本の八百万の神にも「貧乏神」とか「疫病神」とか居ますからねぇ・・・
と言うか、貧乏神とか疫病神って性別どうなんだろ?
祟り神とかは女性も居そうだけども。