本屋で買って、読んでみました。

とある町の、とある喫茶店の、とある席に座っている間だけ、望んだとおりの時間に移動ができるという。ただし、非常にめんどくさいルールがあった。

１．過去に戻っても、この喫茶店に訪れたことのないものには会うことはできない。
２．過去に戻ってどんな努力をしても、現実は変わらない。
３．過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのはその先客が席を立った時のみだけ。幽霊なのに１日１回、トイレに行くらしいです。ちなみに、トイレで立たないときもあれば、どの時間帯に立つかも幽霊の気まぐれです。
４．過去に戻っても、席を立って移動することはできない。
５・過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでからそのコーヒーが覚めてしまうまでの間だけ

ルールはさらにありますが、これだけ聞かされてそれでもやってくるお客さんがいる。


私は、過去に戻りたいのではない。未来を、変えたい。親友の命が、消えかけている。あの子は、ステキなストーリーテラー。くだらない、周囲の者たちの声を聞いて腐ってしまうなんて、もったいない。そんなくだらないことで…。

取り返しがつかなくなる前に、何とかしてあげたい。