空飛ぶじゅうたん
- カテゴリ:30代以上
- 2018/10/03 20:01:04
自分の部屋の傷んだじゅうたんを見ながら、
幼い頃に父に連れられて海外に何度か出かけた、
そんな子供心に残る不思議なお店。
当然お店に書かれている文字を読めるはずもなく、
父に尋ねると空飛ぶじゅうたんの店だと言った。
疑うことを知らない子供の私は、
それはもうときめいたのは言うまでもないこと。
アラビアンナイトとかそんな童話をいくつも読んでいた、
その店は入り組んだ路地の奥にあった。
店主は変わり者でオウムを飼っている、
その奇怪さとかいかにも魔法を売るにふさわしいきらびやかな店とが、
不思議と調和しているように私の目には映った。
店先には店の名前を織り込んだ、
とっておきの赤いじゅうたんが敷いてあった。
今思えば、じゅうたん店なのだから当たり前である。
そしてそのじゅうたんには白いぶち模様が入って、
ものすごく太った猫が気持ちよさそうに寝ていた。
陽当たりがいい場所でフカフカしているので、
猫が昼寝するにはもってこいの場所。
私はというと勝手にこの猫が空飛ぶじゆうたんの持ち主で、
夜な夜な空を飛んでは海まで魚を捕りに行く。
なんて物語を頭の中で描いていた。
その頃から、頭のネジが緩んでた私でした。
今日も父の手帳を読み返しては、
童話の旅に出てた頃を思い出してます。
やっと 喋った?オウムの録画したものの
まだ、見てない!
ン? 違うオウムだった! ガハハ。
子どもの頃に異国の街の裏角の、更に異国情緒たっぷりな絨毯専門店を
父上に何度となく連れられて、なんてスゴい体験!
ブラしゃんワールドの起源の逸話、って感じね♪
童話にしてほしい^^
宅配便が出来ますね^^。
ワタクシ参加いたします~~(*^_^*)