Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


雨のカーテン


今日は朝から雨
帰りには止むといいのに
手に持つ傘が思い
傘をつたう雨粒のせいか
あなたへの涙のせいか


あなたとお揃いの傘
「男ものだよ」
「ううん、いいの」
あなたと一緒にいたかった
ただそれだけ


みずたまりを飛んで歩いた子供の頃
こんなことは考えもしなかった
いつかきれいな花嫁さんになって
愛する人と結ばれる
そんなことさえ思わなかった


水たまりに傘のつま先でつついてみれば
そこには悲しい私の姿
もうどこへも行けない
もうあなたには会えない
もう一度抱いてほしかった


静かに雨が降り出した
傘もささずに見上げる空
あなたはどこで見ているのか
誰と一緒に見ているのか
もう無関係のことだけれど


ピリオドをうった恋
できれば引き裂きたかったあの日
それはあなたを苦しめる
格好良く見送るしかできず
それは偽りの姿だった


さようなら あなた
さようなら 私
さようなら 雨
さようなら 恋
さようなら 雨のカーテン


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2018/09/27 11:26
「Cry in rain」という曲を思い出しました。



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