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シン・ドラマ汁


<最終回>dele 感想文

dele #8(最終話)
テレビ朝日 金曜夜11時15分~
▼妹の死
最終回の今回は、祐太郎の妹の死の謎と、圭司の死んだ父親が関わってくるというお話でした。
今まで何度か祐太郎の妹がすでに死んでいるということは、話の中に出てきました。
今回は祐太郎が両親と妹の命日に墓参りをしているシーンから始まったのですが、
意外や祐太郎の両親って健在なんですねw
そういえば祐太郎がどこに誰と住んでいるのかは今までまったく出てきてませんでしたが、
両親だけ先に車で帰ったということは、別居しているのでしょうね。
つまり気ままな一人暮らしってことでしょう。
じゃなきゃあんな無軌道な生活はできませんよね。
そして、その妹・鈴(りん)の死は難病の治験によるものだったのですが、データが改竄され
妹には新薬ではなく単なるブドウ糖が投与されたことになっていました。
病院側の弁護士・辰巳に、そのことを説明された両親は納得がいかず訴訟を起こそうと
していましたが、依頼する弁護士が次々と辞退していき、訴訟に持ち込むことができませんでした。
その上弁護士に渡した家族の写真がネットに出回り、妹の命を金に換えようとする家族として
酷いバッシングまで受けていたのです。
どうも黒い陰謀を感じますね。
そんなこんなで家族も毎日お通夜状態で、
いたたまれなくなった祐太郎は家を出たのではないかと思います。

▼弁護士の死
そして、今回dele.LIFEに舞い込んだのは、その弁護士・辰巳からの通知でした。
辰巳の名前を見て目の色を変える祐太郎。
そして急にdele.LIFEがクラッキング攻撃を受けます。
攻撃はある暴力団のフロント企業と思われるネット管理会社からだったのですが、
そんな攻撃に負ける圭司ではなく、データは無事でした。
辰巳の死亡確認をした祐太郎は、圭司に辰巳の残したデータを見せるよう迫ります。
そして中から辰巳と大物議員・仲村が、鈴の死について交わした会話が出てきました。
やはり鈴に投与されたのは新薬だったことが分かり、祐太郎は激怒。
圭司が止めるのも聞かず飛び出して、クラッキングをした会社に殴りこみます。
そしてクラッキングの証拠が入っていそうなパソコンを持ち出そうとして警察に捕まるのですが、
圧力でもかかったのか、何の取調べもなく無罪放免となってしまいました。
その頃dele.LIFEには、仲村の息がかかったと思われる男たちの襲撃にあい、
さすがの圭司も気絶させられ、データを奪われてしまったのです。
もはや一巻の終わりかと思いきや、圭司はHDDのような記憶デバイスを取り出し、
これには過去に自分の父親が関わった仲村の不正の証拠が入っていると言い出しました。
これを公表し、仲村を追い詰めようと言うのですが、祐太郎は圭司や舞に迷惑がかかると拒否し、
またもやdele.LIFEを飛び出して行ってしまったのです。

▼直接対決
祐太郎が辰巳の葬式に参列中の仲村を襲撃しようとしていると感じ取った圭司は、一計を案じます。
昔の不正のデータを持って自分も葬式に行き、データを買い取ってほしいと仲村に持ちかけ、
仲村を側近から引き離し、仲村をぶん殴ろうとしていた祐太郎に、「まず話をしろ」と命じ、
祐太郎にマイクをつけて、中村との会話を葬式の会場全体に流したのです。
祐太郎はさすがに年寄りをぶん殴りまではしませんでしたが、鈴の名前を忘れるなと忠告し、
それで満足したようでした。
ただ、そのくらいでは恐らく仲村が火消しに走るでしょうから、
十分なダメージは与えられないと思った圭司は、昔の不正のデータを公表してしまいました。
舞の事務所はもちろんdele.LIFEも大きなダメージを受け、
圭司も舞ももう祐太郎は戻ってこないだろうと思っていたところに、普通に戻ってきましたw
祐太郎は舞の墓の前で「自分にも帰るところができた」と言っていましたね。
すぐ他人に肩入れし、とても楽天的な祐太郎ですから、こんなことだろうと思いました。
圭司と舞はもちろん、彼らの父親すら微塵も恨む気持ちなどないのでしょう。

▼総括
正直、初回が神回すぎてハードルを上げてしまい、2回目以降期待が大きすぎて、
結果として地味な話が多かったなというイメージでした。
構成的に最後に祐太郎の妹の話を持ってこざるを得ないのは仕方ないと思うのですが、
できれば初回のエピソードを後半のどこかに挟めば、もっとイメージが変わったかもしれません。
また、俳優ではない有名人を多数起用するという試みも、
それほど出来に関わってはいなかったと思います。
あと、菅田はよかったのですが、山田が役作りのためか、早口でセリフが聞き取りづらいところが多く、
そのへんがちょっとつらかったなーと思います。
やっぱりオタクは早口というイメージなのでしょうかw
終わり方としては、続編に続いても不思議ではない感じでしたが、どうでしょうね。




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