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シン・ドラマ汁


[SI77]遺留捜査

遺留捜査 第8話 テレビ朝日 木曜夜8時~
今回は、30年前の強盗殺人事件の被疑者が、空き家で殺されるという事件でした。
30年前の事件は時効を迎えていますが、弁護士夫妻が自宅で殺され、目撃者である息子だけがクローゼットの中にいて助かったという、下鴨事件と呼ばれるものでした。
30年前の事件を刑事として担当していた佐倉は、少なくとも50代後半でしょうなw
ほどなく被害者の身元が久世という男あることが分かりましたが、彼は下鴨事件の翌日から行方をくらましており、その後母親の姓となった久世の息子・大西章は、今は医師となっており、下鴨事件で生き残った男性の息子を担当していましたが、すでに離婚しており、その息子には義理の父親がいたのです。
なんというややこしさ。
章の母は久世がいなくなってから過労で死亡したため、章には久世を殺す動機があると思われましたが、久世と元暴力団の八木という男が絡んでいたことも分かり、容疑者は絞れません。
ただ思ったのですが、章はともかく八木の動機が薄いですよね。
30年間ずっと匿い続け、すでに時効も切れており、例え久世が自首すると言い出したところで、元暴力団ですから失うステータスも持ち合わせておらず、デメリットはあまりないように思えます。
結局真犯人は下鴨事件で生き残った目撃者で、息子が入院している病院で、偶然久世を見かけて記憶が蘇り、自分の人生を滅茶苦茶にした男に復讐をすれば、息子の手術が成功する!といういわば験担ぎとも言える犯行でした。
一方糸村は、現場にあった古い穴のあいた缶詰の缶をしきりに気にします。
事件そっちのけでその缶について調べたところ、周囲に溝が刻んであり、レコードのように音声を再生できることが分かったのです。
今回の3分間のターゲットは章。
久世は実は下鴨事件の犯人ではなく、当時難病を患っていた章のために八木に金を借りており、借金を返す代わりに、自分が犯人のような証拠を残すことを強要され、その後行方をくらましたのでした。
久世は家族が恋しいと思いながらも、八木に匿われながらひっそりと暮らしてきたのですが、家族の元を去る時、章と一緒に作った缶レコードを持ち出し、それを大事に持ち歩いていたのです。
幸せだった頃の父親との回想シーンに小田和正の「今はもうかなわぬこと、思い出の中でしか会えないあの人」という歌が流れたら、それはほろっと来ますわ…。




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