Nicotto Town


シン・ドラマ汁


[SI76]dele

dele #7 テレビ朝日 金曜夜11時15分~
今回は、祐太郎も最後に言ってましたが、実に気持ち悪い話でした。
dele.LIFEの若い契約者・笹本隆が自殺し、削除以来を出していたファイルの中から8年前の毒物混入事件の新証拠と思われる動画が見つかったという始まり方だったのですが、和歌山毒物カレー事件を模したと思われるその毒物事件の犯人は、その契約者の父親・笹本清一だったのです。
大した証拠はないものの、取調べ中の自白と、毒物犯の前科があったため、清一の死刑は確定していました。
動画の出現に色めきたった舞は、祐太郎と協力して真相を調べることにします。
圭司は契約違反だと消極的でしたが、独自に調査を開始します。
彼らの調査が進むにつれ、当初1人だった容疑者は数名に膨れ上がり、清一真犯人説も消えず、隆すらその1人に数えられるようになりますが、誰にも決定的な証拠はありません。
そしてこれから…という時に、清一の死刑が執行されてしまったのです。
これ以上調べても、裁判所はよほどの決定的な証拠がなければ取り合ってくれるはずもなく、そんな証拠が出てくる可能性は低いので、彼らは調べるのをやめてしまいました。
風呂敷を広げるだけ広げて捨てるという感じの回でした。
最後に出てきた女の子が、8年前によそから来た人に「ジュースを飲むとおなかを壊す」と言われて飲まなかったと言っていたということは、今まで出てきた容疑者は全員当時町内に住んでいた人物ばかりなので、真犯人はまったく別の人物だったかもしれないというのも、とても気持ち悪いですね。
今までも、特に金城の本による作品には、復讐者が逮捕され、犯罪者はのうのうと生きのびるという、ストレスフルな終わり方をする作品がたまにありましたけれど、事件だけ提示して犯人がまったく分からず、冤罪の受刑者が死刑にされたのかも?というのは、ちょっと酷いですね…。
まぁ今回の本は金城ではないですけどね。
ストレスフルという意味で現実味があるとは思いますが、やはり私は犯人が分かって解決する方が好きかな。
ミステリーって終わりの見えない恋愛ドラマやホームドラマや社会派ドラマと違って、終止符が打ちやすい分、スッキリできますからね。
リアルでスッキリできない分、ドラマくらいスッキリしたいですね。




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