深堀隆介展〜平成しんちう屋〜
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2018/09/04 21:01:30
「金魚酒」という作品群をご存知でしょうか。
酒升に透明なエポキシ樹脂を流し込んでその上に絵を描く、それを
何度も繰り返して出来上がったときには
升の中の水中に金魚が出来上がっている…
そういう、極めて現代的な素材による立体画です。
8月の終わりにはじめて知ったこの展覧会。
あわてて最終日に行きました。
ネットでしか見た事がなくて、さて、どんなふうに本物は見えるのだろうと思っていたら
本物は写真や印刷物よりもっと本物と区別がつかない…。
とにかく作者のあふれる金魚愛。
ネットでしか見た事がなくて、さて、どんなふうに本物は見えるのだろうと思っていたら
本物は写真や印刷物よりもっと本物と区別がつかない…。
とにかく作者のあふれる金魚愛。
大きなパネルに描かれた平面金魚も
多分御本人はさくさく描いてらっしゃるんだろうけど、
「さくさく」になるほど描いてるんだろうなとわかるほど
とにかくリアル。リアルに描こうとしてないのかもしれないけど
でもめっちゃリアル。
金魚の透明感や、尾びれの動きが刷毛跡だけで表現されているのに
なのにリアルってどういうことだ。すごい。
で、本家のエポキシ樹脂にアクリル絵の具で描きつけた
3Dな金魚たちですが、
とにかく2010年以降の作品がスゴイ。
それまでは上からみてるけど斜めな構図の金魚が立体っぽく描かれていた感じだったのに
(…これ、伝わらないだろうな…。)
それ以降はもうほんとに真上から!ちょっと斜めから見ても
「…え。これ、どこでつないでるの…?本物入れてるわけないよね……」とじっくりみてるのに訳が分からないほど本物感。目玉や鱗の光具合、腹の膨らみ具合、あと、糞まで再現。
エミール・ガレのガラスの器に描かれていたものなんて、
水草もたくさんあって、隣でみてた男性が
「これ、水草は本物じゃないのか…??」と呟いておりました。
いやそれも絵だと思いますよ………。
全部見て気づいた事は、
多分御本人はさくさく描いてらっしゃるんだろうけど、
「さくさく」になるほど描いてるんだろうなとわかるほど
とにかくリアル。リアルに描こうとしてないのかもしれないけど
でもめっちゃリアル。
金魚の透明感や、尾びれの動きが刷毛跡だけで表現されているのに
なのにリアルってどういうことだ。すごい。
で、本家のエポキシ樹脂にアクリル絵の具で描きつけた
3Dな金魚たちですが、
とにかく2010年以降の作品がスゴイ。
それまでは上からみてるけど斜めな構図の金魚が立体っぽく描かれていた感じだったのに
(…これ、伝わらないだろうな…。)
それ以降はもうほんとに真上から!ちょっと斜めから見ても
「…え。これ、どこでつないでるの…?本物入れてるわけないよね……」とじっくりみてるのに訳が分からないほど本物感。目玉や鱗の光具合、腹の膨らみ具合、あと、糞まで再現。
エミール・ガレのガラスの器に描かれていたものなんて、
水草もたくさんあって、隣でみてた男性が
「これ、水草は本物じゃないのか…??」と呟いておりました。
いやそれも絵だと思いますよ………。
全部見て気づいた事は、
客の3分の1くらいは小学生くらいの子供だったのに、
みんな作品を見るのに一生懸命で、まったく子供がいることが気にならなかった事。
連れてこられた子供が誰も飽きてないっていうのはスゴイ。
にしても、この方の作品を知るまで、こういう表現方法は積層体やらデコパージュやらは知ってましたが
その材料にエポキシ使って水を表現、金魚をその中に描き込むって、
すごく現代的な、というか現代じゃなければ作れない作品だな、と。
これまでの画材ではなく、新しい「画材」で、頭角を表して行く芸術家が
きっとどんどん増えていくんだろうなあと思ったのでした。
……展覧会が終了してからレポで、ほんと、ごめんなさい…。
みんな作品を見るのに一生懸命で、まったく子供がいることが気にならなかった事。
連れてこられた子供が誰も飽きてないっていうのはスゴイ。
にしても、この方の作品を知るまで、こういう表現方法は積層体やらデコパージュやらは知ってましたが
その材料にエポキシ使って水を表現、金魚をその中に描き込むって、
すごく現代的な、というか現代じゃなければ作れない作品だな、と。
これまでの画材ではなく、新しい「画材」で、頭角を表して行く芸術家が
きっとどんどん増えていくんだろうなあと思ったのでした。
……展覧会が終了してからレポで、ほんと、ごめんなさい…。