Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタぴょんの日記 2015年1月13日(火)Ⅶ

1月13日(火)Ⅶ

Ⅵからつづく


   【水道橋組と、方丈見学組に分かれる】

  水道橋は、ガイドブックでは、

   「水路閣」

  の名で紹介されている。
  南禅寺方丈の南側にある煉瓦のアーチが
  この「水路閣」です。

  1885年着工、
  5年後に完成したという琵琶湖疎水の一部をなしている。
  

   【方丈】
 
  大方丈は、天正年間(1573年~1592年)
  豊臣秀吉が寄進した宮中の清涼殿を、
  慶長16年(1611年)に移したもの。

  清涼殿は元来、長方形の建物。
  こちら、南禅寺方丈は、正方形。
  なんででしょ?

  それは、長方形の清涼殿の背面に、別の建物をつけたして、
  正方形にした。

  その別の建物とは、何か?

  それは、何と、伏見城の小書院。

  これにより、正面9間
  側面12間という、ちょっと、へんてこな、正方形になった。
  一応、これで、方丈(正方形)という名前のメンツは、保たれた。

  そして、寺では、元、清涼殿側を大方丈と呼び、
  伏見城小書院側を小方丈と呼んでいる。
   

  この方丈、さすがに、別格五山の貫禄があり、
  襖絵は、歴代狩野派絵画で横溢されています。

   狩野元信 ( 柳の間、麝香の間、鶴の間 )、
   狩野永徳 ( 御昼の間、西の間、鳴滝の間 )、
   狩野探幽 ( 虎の間 )

  などなど。

  とくに、小方丈の 「虎の間」 の虎の群雄図は、有名で、
  なかんずく、「水呑みの虎」 は秀作とされている。

  ここの虎と二条城の虎は、同じ生みの親、狩野探幽である。
  では、狩野探幽は、虎だったのか?いいえ、人間ですが、
  この人のすごいのは、虎を実際に、見たこともないのに、
  想像だけで、描きあげたこと。

  見事に描きあげられた虎は、夜中に、絵の中から、飛び出して、
  徘徊するのだそうです。

  絵画にいたずらされる事件があってから、残念なことに、
  各部屋は、入室禁止になった。

  
  【大方丈庭園】


  南禅寺で、もうひとつ、拝見必須の場所、それが、方丈庭園。
  「虎の子渡し」という。

  江戸時代初期、小堀遠州の作庭といわれる。
  親虎に相当する大きな石。それにつき従う小さな石が愛らしい。

   (-^□^-)


  【哲学の小径】

  車に戻って、鹿ケ谷通りを進みます。

  哲学の小径は、南端の若王子橋から、北端、銀閣寺橋までの2km
  の、疎水沿いの遊歩道のことです。

  春は、橋本関雪の妻、米子夫人が植えたという関雪桜、初夏には、
  飛び交うホタル、秋は紅葉と四季おりおりの魅力がある。

  何? 冬は?

  そうでんねんがな。何もおまへん。

  全道程を歩くことは、あまりありません。山田、
  ガイドに転身して以来、40分の全道のりを
  お客様と踏破したのは、1回限り。 

  たいていは、途中から、もしくは、途中まで。

  立寄りのおすすめ地は、


  1: 若王子神社
  2: 大豊神社
  3: 霊鑑寺
  4: 安楽寺
  5: 法然院


  と、書いてはみたものの、山田が、これまで実際に
  ガイドしたのは、若王子神社と法然院だけ。

  哲学の小径で、写真タイム。
  
  (この分はすべて、お客様のカメラで写したので、
   ご披露できる写真は、冒頭の3枚のみ。あしからず。)


  【ランチは、木屋町二条の「がんこ」がいいかな?】


  哲学の径でランチを、とのご要望でしたが、
  若王子神社周辺には、なーんにもありません。


  ゴタ、「がんこ」で、お寿司がいいかな、と思い、
  木屋町二条に移動。


Ⅷにつづく
ゴタぴょん




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.