【お話】森に、夜の水族館。
- カテゴリ:コーデ広場
- 2018/06/11 00:16:46
水晶の道を通り抜けたら、夜の水族館が、森の中に開かれていた。
もらったステキコーデ♪:22
ふくろうが、招待状を届けに来た。
時刻は深夜。十三夜の月がひかるころ。
水晶の道を、ひとり、たどった。
足下にも、手元にも、青く、しらじらと青く、月光が宿っては消えてゆく。
石に反射するのは、誰かの思い出か。彼方の夢か。
世界を染める、しんとした光のなか、
現れた道をたどって、歩いてゆく。
夢をつぶやく石の眠りを、さまたげぬよう、気をつけながら……。
丘を越えた。
森を抜けると、そこには水族館。
青く清く、水をたたえる泉から、
湧き上がるしぶきが、笑い声のように舞い踊る。
水の生き物たちが、はしゃいでサーカスをしている。
陽気に出迎えてくれたのは、ペンギン。
ダンスを見せてくれたのは、イルカ。
幸いあれと、彼らに、感謝をささげ、
夜明けまで、ただ、ひととき。夢のわだかまるこの空間で、たゆたう。
***
マキさんにいただいた水族館で、コーデ。
現在、夜の十二時すぎ。お話はあとでつけます、おやすみなさい。
※6月14日、お話をつけました。