脳活日誌1112号
- カテゴリ:日記
- 2018/06/07 13:04:02
人生はテーマ。
毎日、どんなテーマを意識して生活していくのか。この積み上げが人生になる。保険会社や証券会社が人生百年というコマーシャルをするようになった。百歳が夢物語ではなくなってきた。手の届く範囲に入ってきたということである。私は、数年前に「百歳百万人時代」とブログで書いたことがあるが、こうした方向に日本の高齢化が進行している。これ自体、喜ばしいことであるが、反面、心配なことも同時進行していくから、寿マークが深刻マークに変質してしまう。
定年延長とか言われているが、働いて稼げる年齢は70歳くらいまでだろう。残りの30年は稼いで得る収入というものがなくなるから、年金に頼ることになる。ところが、この年金が財政的にパンクするかもしれないという危惧がある。政治的標語として『安心、安全』といわれるが、この言葉の意味の大半は「災害対策」と国の安全という観点から「防衛強化」という方向で収斂(しゅうれん)されている。だが、こうした集約の仕方でいいのだろうか。
『安心、安全』の意味は国民が健康で心配せずに暮らせる社会保障ではないだろうか。若い人は、他国から日本が侵略されては困るから防衛力強化は不可欠だと主張する人が多いのであるが、こうした意識方向は間違っていると思う。軍事的緊張を煽って防衛予算を肥大化させるための国民への意識操作に警戒するべきだろう。トランプと北朝鮮の会談が終われば、アジアの緊張は緩むこと間違いなしである。だから、これからは国の財政の健全化と社会保障政策に重点をおいた政治へ変化していかないと国の舵取りを誤る。言葉だけでの強がり政治は恐らく消えていくだろう。歴史には流れがある。保守も革新も、この流れの中にある。百歳を見据えて!