希望の対になる言葉
- カテゴリ:日記
- 2018/05/07 22:56:47
ある作品において、地獄の門に「この門をくぐる者、一切の希望を捨てよ」と書いてあるそうです(本当はもっと色々書いてある)。
地獄に希望なんかないよ、持っちゃいけないよ、という意味合いなのは分かる。
だが果たして、地獄の入口に相応しい言葉なのであろうか。
検索したところ「地獄には絶望しかないから希望を持っちゃいけない」というようなありきたりな解釈が書いてあったのだが、そもそも希望なくして絶望はあるものなのだろうか?
希望があるから絶望をするわけであって、希望がなければ絶望もないんじゃないだろうか?
地獄の門に書くなら「この先は希望がいっぱい!決して望みを失ってはいけませんよ!」のような文章のほうが、亡者にとって精神的打撃は大きいと思う。
山から谷に落ちるから痛いのであって、谷の底を歩き続けたらそれはただの平野なのではないか。
生を失えばどちらも分からないと思ってしまうのは
自分だけかもしれません・・・(^^;) 甘いかな!?
対義語では希望⇔絶望ってなりますよね。『一切の希望を捨てよ』の
文句にどんな意味合いが有るのか気になりますね。
姉に上記内容を話したら、『日常的にただの谷底を歩き続けたら苦痛とも感じなく
なるかも』と聞いて、変な考えになるかもしれませんが、わざと苦痛に感じない、
少しでも軽減させる様な事をしているのかなとふと思いました。
まあ、答えは歌や小説の中にある様なので、私には想像しか出来ませんが。
ダンテの「神曲物語」の第三歌の地獄の門の最後の1節だね。
小説では「われを入るものは一切の希望を捨てよ」とあるけど。
全文を読むと、その最後の1節の意味がわかるよ(´▽`*)