脳活日誌1083号
- カテゴリ:日記
- 2018/04/26 10:56:11
本日は月1回の読書会。
丸谷才一「樹影譚」をネタにお酒を飲む会。これは影絵を材料にした短編である。影絵作家という人もいるから、影といえども難しい。影を芸術にまで昇華させる技能はすばらしい。一度、市立美術館で見たことがあるのだが、作家の名前を忘れてしまった。光の影の濃淡で描かれた世界の印象は脳裏に残っている。どんな素材からでもいい。美を作り出せば、芸術になる。言葉で物語を編み上げれば、小説になるのと同じことだろう。だが、美にする行為は至難である。万人の心に響かせるものを作り出さねばならない。これを完成させれば、芸術家である。本日はここまで。間もなく出発します。みなさん、お元気で!芸術家を目指して下さい。