Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


青葉

昨日までの雨がやんで
緑の葉から雨粒が落ちる
透明なそのしずくは
まるで鏡のように
私の心を映し出す


あの時の私の心は
なんと映ったのだろう
映し出す術もなく
水たまりを飛び越して
行きつくところはどこだろう


迷わないはずだった
あなたがいなくなっても
ちゃんと歩けるはずだった
力があると自負していた
それなのに迷っている 今


どこに行くのか
何を求めるのか
どうでもよかったはずなのに
あなたがいないと何もできない
弱さが浮き出てしまう


永遠の別れ
もう会えない
どこに行っても
あなたはいない
分かっていたはずなのに


遠くに姿を隠す
その影を追いかけたいと
いくら私の影が言っても
それはできない
足元から動けない


こんなに悲しかったんだ
分からなかった
こんなに寂しかったんだ
気づかなかった
消えていくあなたの背中に叫びたい


悲しみの青葉を手に取る
濡れたしずくが冷たい
私の押しころめた心のように
そして隠された涙のように
やがて乾いていくのだろうか














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