Nicotto Town



文筆の才能

小説を書ける人はすごいと思う。頭の中で世界観、人間性、人間関係、ストーリーの起承転結を綿密に組み立てないと破綻してしまうからだ。
私は学生時代から小論文やレポート等は得意だったが、小説はついぞ書いたことがない。恐らくプロットすらろくに書けないだろう。
事実を事実として書くことは割かし得意だが小説は書けない。何より欠けているのは想像力だろうか。あと独創性。
お題に沿って考えるならまだいいが、全て自由に書けと言われると途方に暮れる。
小説を書くのを仕事にしている友人と食事をしながら構想を話され一緒に推敲することはあるが、それにしても「こういう作品を読んだことがある」という助言ができる程度で、オリジナルの展開を考えることはできない。よしんば一つの面白い点を思い付くことはあっても、それらを繋いで線にすることは出来ない。

更に、登場人物の詳細を考えるのは作家本人だが、登場人物は作家本人ではない。
ストーリーは主人公視点で進んでいき、それに沿って主人公が考え喋り行動していくが、筋書きを作るのは作家だ。だが主人公と作家はイコールではない。
早い話が、作家は登場人物に完全になりきらないといけない。それに失敗すると多数の登場人物の口を使って作家が喋っているだけの一人芝居になる。
「主人公」と「主人公の体を使っている作家」は違うというところだろうか。なかなか表現が難しいところではある。
それを登場人物の数だけ、引きずることも引きずられることもなく書かないといけないのだから難しいものだ。
自分の思った通りの事実を書けばいい作文とはわけが違う。

私は世にある小説を読むしかできない消費者だが、作家は生産者以上に創造者だと思っている。

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2018/04/05 22:04
小説もそうですが物語書ける方は凄いと思います。
昔、発想力とたくましい創造力あるから小説書けば
と言われましたが文筆化全く出来ませんw



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