ご近所のおじいちゃんのお願い
- カテゴリ:日記
- 2018/04/04 20:13:35
仲良くしてもらっているご近所のおじいちゃんにお願いされました。
「あのな、ヤマタノオロチって知ってるかい?」
「はい。知っています(名前は・^^;)」
「この間、何とかっていう人の。・・ああ、名前が出てこない(>_<)
あれだ、ほら、お札になった人の・・・」
「今のお札ですか?」
「いや、もっと前なんだけれど、名前が・・・まぁ、いい。
その人の孫の話を聞いて、洪水と竜は関係していると思ったんだ。
昔話などのフィクションは、史実に基づいていると思うんだよ。
だから洪水の石がぶつかる様を竜がこう・・・」
おじいちゃんは、頭を押さえて考えます。
私は続きの言葉が出るのをじっと待っていたら、
ぽんと額を叩いておじいちゃんがにっこり笑いました。
おっ、閃いたかな?と期待した私は「それで?」と促すように
目をみはって頷きます。
「私は言葉が出てこないから、それを作家のあなたに任せようと思ってな」
「(('Д')えええっ!?)えっと・・・、昔の人は洪水から、
竜の暴れる様子を想像したということでしょうか?」
「あの辺は山や滝がいくつもあって、洪水になると何またにも分かれるだろう?
だからヤマタノオロチが生まれたのではないかと思うんだ。
それを書いてくれないかな。ほら、石がぶつかる様子が竜に見えて・・・
なっ?分かるだろ?」
「・・・・・・・(´ー`)う~ん石がぶつかる様子が・・(何だろう?もうもうと水煙を上げる様子なのかな?)」
「そう!そうだ!石がぶつかるんだ」
「えっと・・・。ヤマタノオロチや洪水のこと調べてみますね」
「ああ、私は言葉が出てこないんだ。だからそういうのが得意なあなたに任せたい」
(ま・・まかされても・・でも、簡単な絵本みたいなのでいいなら、近所のよしみで書いてさしあげてもいいかな)←大ばかものの心の声
日本史が得意じゃない私。ヤマタノオロチと滝のお勉強をせねば・・
石がぶつかる。コロコロコロコロ頭の中をローリングストーンズ。
あまりにも真剣なおじいちゃんのお願いを、むげに断ることができない私は
そのうち悩んで、床を転がるローリングストーン
「そう!そうだ!石がぶつかるんだ」エコーがぶつかり頭打ち!
史実は調べて書けるけど、確かに調べるのは大変だけど、
他人の頭の中にある発想を史実と混ぜ合わせた物語にするのって
〈石の上に三年〉座ったって無理じゃない?
いや、〈雨だれ石をも穿つ〉とも言うから、根気よく書き続ければ
おじいちゃんの頭の中が表現できるかも????
違う~~っ!石のことわざで書くんじゃなくて、竜と滝とヤマタノオロチのお話を
作るのよ~~。ゴロゴロゴロゴロローリングストーン化した私は
手も足も出ず、どないしよ~~~と頭を抱えて回り続けるのでありました(*´Д`)
すごいな~~~っ。知識が幅広いというか・・・なんて私は無知なんだろうと思います。
私が知っている剣と言えば、アーサーが引き抜いたエクスカリバーになってしまい、
草薙の剣は恥ずかしながら、全然知りませんでした。
おじいさんは聞いた治水の話から、堤防を破壊してなだれ込む水の勢いを
生き物=竜としてイメージしたらしいのです。
私も何とか力になりたいのですが、なんせ父の仕事の影響で、
物心ついたときに周囲にあったのは洋書だったので、
私が書く竜は、ドラゴンになっちゃうと思うんですよww
きっと微妙にニュアンスや、竜の在り方が違ってしまい
失望させるのではないかと思います。
オロチ、鳥上滝、蛇帯・・・竜也さん、ぽんぽん出てくるなんてすごいです。
きっと竜也さんが書いた方が、おじいちゃん泣いて喜ぶ内容ができるかもしれません。
竜也さんが教えてくれたものを調べて、おじいちゃんとお話しようと思います。
とても助かりました。ありがとうございました。
大変ですね
オロチは有名ですね
スサノオが退治した8首の龍(大蛇)です
クシナダの生贄を助けるためにスサノオが退治するわけですが
草薙の剣(雨叢雲剣)も有名ですね
ゲームだとカプコンさんの大神がいいかもしれないですね
女性に人気のゲームですので、それで勉強してみてもいいかも
ゲームですけどね(;^ω^)
でおじいさんが言う滝はたぶんオロチが住んでいたとされる天が淵 かと思いますが?
でも滝だから鳥上滝かも?
石は?
蛇帯かな そう呼ばれる石(岩)がこの近くにあったはずです
調べて下さってありがとうございます。
「あぶない地名」、これネットで読んだことあります。
ひやっとしたのは、自分の住んでいる場所も、まずい漢字が使われていたのを
知った時です。でも、ここは山を切り開いて作ったところだから、埋めてはいないので
絶対に違うはずと自分に言い聞かせました。
今年のお正月に、ご近所の方達から植樹をして頂いた時、植木屋さんが庭を掘りました。
そして、ここ家の土地は土が新しく盛ってなくて、そのまま山土を使ってあるんだねと言われ
ホッとしました。良かった~~。だって埋め立て地みたいに土を盛ってあったら、
土砂崩れが起こりやすいでしょ。漢字がそれを表していたのですが、当てはまったら
目も当てられないと少し不安だったんです。地震は来て欲しくないですが、
地盤はしっかりしていると他の方からも聞いたので、今は安心しています。
http://globo-site.com/susanoo-kojiki/
これ他の方にも紹介したのですが、スサノオノミコトのお話が分かりやすく書いてあり、
面白いです。もしよかったら、読んでみてください。
ハルちゃん、お仕事で疲れているのに、調べてくださってありがとうございました。
ヤマタノオロチは、この地方を統治していたリーダーを指しているそうです。
http://globo-site.com/susanoo-kojiki/
ここに、スサノオノミコトのお話が、私でも分かりやすく書いてあって
とても面白く読めました。
もし、ひろひろ姫が興味ありましたら、読んでみてくださいね。
小説を書き終えたばかりで、ちょっと休憩と思ったのに、
他人からの頼まれごとでも何か書こうと思った瞬間、
もう文字に飢えちゃうみたいに、創作したくなります。
また、次のお話を考えてみようと思います。
ひろひろ姫、いつも優しく見守ってくださって、ありあがとうございます(⋈◍>◡<◍)。✧♡
いつも豊富な知恵を分けてくださってありがとうございます。
この地域は砂鉄だけでなく、翡翠もとれたようです。
http://globo-site.com/susanoo-kojiki/
八岐大蛇とは、「高志(こし)」の八岐大蛇と言われており、越前・越中・越後のあたりを指しているようです。
大蛇はこの八つの川を治めていたリーダーを指しているとも言われています。
実はこの川でとれる翡翠で、諸外国と交易をしていたそうで、中国や旧ソ連からも発見されているようです。日本海側には縄文時代大陸と列島の文化交流が盛んに行われていました。
この沿岸地域は日本海文化圏と呼ばれ、出雲は交易や文化においての先進国として中心的な立ち位置でした。いわば当時で言うところの先進国であったと考えられられます。
この八岐大蛇退治は、高志を統治したことにほかなりません。
自分だけでは興味を持たなかったことが、こうして調べていくととても面白い歴史が見えてきて
調べることがやめられなくなりますね。
でも、調べれば調べるほど、川の氾濫を竜になぞらえたイメージとは違ってきて
おじいちゃんの思うようなお話はできそうにありません。
この調べたことをコピーして、お渡しして見ようかと思います。
kiriさん、親身になって考えてくださってありがとうございました。
相変わらずいいノリですね。でも調べて下さってありがとうございました。
スサノオノミコトのお話で知っていたエピソードをコピペします。
きっとナツメさん大好きっぽいお話でする
高天原で様々な神にこっぴどく叱られたスサノオは、反省し神様に食べ物でお供えをしようと思い立ち、ある場所へ向かいます。
それは、食べ物の神オオゲツヒメの元でした。
「あの人なら食べ物をくれるだろう♪」
それまでの経緯をスサノオから聞いたオオゲツヒメは、奥から様々な食べ物をスサノオに振舞います。
食べても食べても空腹が満たされないスサノオに食事を振舞うため、オオゲツヒメは奥に引っ込みました。
「一体、どこから食べ物が出てくるのだろう?」
不思議に思ったスサノオがそっと台所を覗くと、口や鼻や尻から食べ物を出し調理する彼女を目撃してしまったのです。
「こんな汚らわしいものを食べられるか!!」
なんと怒ったスサノオはオオゲツヒメを斬りつけ殺してしまったのでした。
するとどうでしょう。
倒れたオオゲツヒメの体を見ると、頭から蚕・目から稲・耳から粟・鼻から小豆・下半身から麦、尻から大豆が出ていました。
一見すると、せっかく助けてくれたのになぜ殺してしまうのだろう。そんな風に思いますよね。
この残虐性の意味に触れる前に、まず殺されたすぐ後に食物などの種が生成されていることに着目しましょう。
これはまさに死と再生のサイクルが生み出されていることが分かります。
この「種」が食物の始まりとされ、土に還り新たな生命を生むことになるのです。
クシナダヒメですが、「ナダ=イナダ(稲田)」ということで、実は「田んぼの女神」なのです。
つまり、オオゲツヒメから「種」、八岐大蛇で「川=水」がクシナダヒメの「田んぼ」に帰結するという構造になっています。
だそうですww
今はどんどん統合と改名で埋もれてきてしまいましたが、昔からその地域が洪水に合いやすかったり、災害と深い関係がある場合は地名に残っています。
例えば↓
「災害の記憶をいまに伝える日本全国「あぶない地名」(週刊現代)」
gendai.ismedia.jp/articles/-/44884
にもありますが「~この辺りには、かつて大岡山から大蛇が襲ってきたという言い伝えが残っています。おそらく水害をなぞらえているのでしょう(一部抜粋)」
というように。この手の本を調べれば昔の言い伝えも記載してくれているので地名関係の本と、ヤマタノオロチは神話関係の本を図書館で借りられたらいかがでしょうか?
難点はこの手の本を読むと自分の住んでいる場所の危険もすぐわかるので、不安になることでしょうか。代わりにそれの対策を中心に立てれば災害時も生き残りやすいですが。おじいさんが見える範囲の山を指してそう言うなら、これを機にLilyさんお住まいの地区の危険な個所を調べ、纏める事で啓発に利用出来るかもしれませんね。
私など、ヤマタノオロチといえば首から上が八つに分かれてる恐ろしい大蛇。
位の知識しかありませぬよ~!
Lilyちゃま、妄想を逞しくしてLilyちゃま伝説をお造りくださいませ。
専門なので八岐大蛇の話はよく知っているし、現在定説となっているお話とおそらくはオリジナルのお話が乖離していることもよく知っています^^
出雲の斐伊川は代表的な天井川で典型的な暴れ川だったためにしょっちゅう洪水を起こしていたからおさまってもらうために人身御供を出したという説がたぶんおじいさんの説ですね^^
出雲の斐伊川は花崗岩質の土地を通るために多くの砂鉄が採れて一大製鉄地だったところから、朝廷側と製鉄民族との対立がずっと続いていたと考えられます。古代は朝廷がほしいというとなにがなんでも差し出されなきゃならなくて抵抗したら皆殺しにされる時代なので、出雲の製鉄地も例外なく無理な要求をされていたはずです。そこで、製鉄地側は女性をひとり入れてくれるなら(もちろん女性がいないと人口が増えないからー女人禁制は反朝廷側の勢力を増やさないための政策と思われる)協力するよって妥協したはずなのに、いつの時代かおまえたちが無茶をいうなら滅ぼしてやると朝廷側が戦争を仕掛けてだまし討ちにしたのが八岐大蛇の話かと(酒を飲ませて討ち取ったのはだまし討ちの典型的な例)。八岐大蛇というくらいだから有力豪族がいくつも集まった連合体の感じで裏切り工作もしっかりやったのでしょうね。八岐大蛇の尻尾から天叢雲剣(草薙剣)が出てきたのは製鉄地を手中におさめたって意味でしょうね。
というのが私が文献を読んで立てた仮説です(^^)vちなみに出雲の安来節は泥鰌じゃなくて砂鉄を拾う土壌掬いではないかと思うのですね。
竜であり、蛇ですね。
蛇神様とか言われるんだったかな?
古来より蛇は生命力が強いことから「不死」だとか、
脱皮して新しい姿になることから「再生」の象徴になってます。
そして、蛇は湿地を好みます。
そこで蛇=水と結び付けられます。
農耕神と強く結びつき、蛇神様とも言われるらしいです。
命=水=川
それが大暴れするわけですよ。
手も足も出ません。
蛇だけにね☆*.・(*ゝ∀・*)ノ
村人は言います。
「うわ、怒ってはる(; ・`д・´)」
怒ってるんだから、
「若い娘でも差し出しとけば機嫌なおるで」と
クシナダが選ばれます。
そこにスサノオが通りかかって、
酒を飲んで女装します。
スサノオは言いました。
「僕を代わりに た・べ・て」
…まぁ、残念な人だと思ってください。
それを見て、
「うん、もういっか、氾濫やーめた」と
ヤマタノオロチが言ったらしいですよ( ´・д・)
なんて、嘘なんですけどね☆*.・(*ゝ∀・*)ノ