作業所の内覧会
- カテゴリ:日記
- 2018/03/01 10:35:04
昨日の午前中は受け取り忘れたお薬を処方箋薬局まで取りに行き
午後からは息子がお世話になっている作業所へ。
一昨日と昨日、利用者の保護者向けに内覧会が行われたので行って来ました。
現在、生活介護の利用者さんと就労移行の利用者さんがワンフロワーで
活動しています。
建物はコンビニだった所を改装し、仕切りなどを上手く利用して活動スペースを
分けてやっていました。
ですが人数が増えて手狭になった為、敷地内に新たに増設することに。
就労支援の方々専用の作業場が出来ました。
この先にある(かもしれない)就労を見据え、室内には専用の冷蔵庫や
電子レンジが用意されていました。
ルールを守り使うことを学べるようにと。
出入り口付近には自販機や椅子とテーブル、そして喫煙所も設けられ
休憩時間に建物の外へ出て気分転換が出来るような作りになっています。
プレハブで作った建物だと施設長は謙遜されていましたが、機能的で
緑なども取り入れてホッとできるような作りになっていると思いました。
出来るだけ声が部屋の外に漏れない仕様に作ったという相談室もありました。
就労支援の方は相談される方が非常に多いんだそうです。
その為、作業スペースの一角に専用の相談室を設けたそうです。
助成金で買ったばかりだと言う野菜乾燥機が置かれていました。
聞くと「野菜を作って週1回ほど市役所内で売っている」とのことでしたが
収穫した物はすぐに売り切らないとならないなどのリスクがある為
切り干し大根等、乾燥させた物も売ることにしたそうです。
施設の規模としては小さいですが、色々と考えて下さっている場所だと
改めて思いました。
内覧会には私の他にもうお一人(利用者のお父さん)来られていました。
私達と同じ市内に住んでいらっしゃる方でした。
お話ししていてわかりましたが、息子と同じ作業所でパン作りをされて
いたそうで…。
ちょうど息子が入る直前に辞めて、今の施設へ通所されるようになったそうです。
「あそこは色々あって良くないね…」というようなことをおっしゃっていました。
ずっと変わっていないんですね。
改善するべきところが多々あるんですけれど…。
数か月前から担当になった相談支援員さんは去年まで通所していた施設に属す方なんです。
この方がやはり「人が足りてない」とおっしゃってました。
改善すべき点があるのに「人が足りなくて」という理由で手を付けられずにいるのが多く
滞欧が後手になってしまっているので、常に作業場はバタバタしていました。
それに比べ、今の施設は今のところは落ち着いていて息子も「静かだと」と言ってます^^
以前の施設は、人手不足なのかもしれませんが、この施設が必要な方はたくさんいて、利用者さんはいくらでもいるから気に入らないなら出てもらおう、
という高飛車な感性で施設側の改革を本気でする意思はないのかも?。
より良い場所へ子ども達を導きたいと思っても、ちくちくさんがおっしゃる通り
実際は活動していくなかでしか真の姿はわからないです。
見学をした時や実習の時点では良くても、入った後で人の移動や増加で
環境が悪い方へ変わってしまうこともありますし…。
(良い方へ変わる確率の方が低いですしね^^;)
作業所ってパンやクッキーの販売は非常に多いですが、乾燥野菜って見たことがないような。
収穫したものが完売出来ればいいのですが、売れ残りの物を持ち帰って鮮度を保つ作業や
廃棄しなければならないリスクもありますから、手間は多少かかかるかもしれませんが
乾燥させて販売するやり方は目の付け所が良いなぁと思いました。
これから先のことはわかりませんが、今の作業所が終の棲家になるとも思いませんし
居心地が悪くなければ続けて、より良い場所が出来るようならば移動するというように
心配の先取りをしすぎないように自分自身に言い聞かせています^^;
施設長さんご自身が発達障がいの息子さんの親である…という部分が大きいのかなと思います。
人づてに聞いたお話では『自閉症の障がいに特化した施設を作りたい」とおっしゃっていたそうです。
この先、良い事ばかりではないかもしれませんが、まずは今が大事かなと…。
利用者が過ごしやすい事を配慮して作られた施設なんですね。
相手を信じて家族を預けられる安心感が施設にも保護者にも良い循環になっているような気がします。
以前の施設に比べバタバタした感じがなく、対応も的確だと思います。
不安感がなくなってきたせいか施設で過ごしている時間帯は息子の発作も少なく
落ち着いて作業が出来ているようです。
施設に希望することは多々あるかもしれませんが安心安全が最優先です。
安心できるところが一番ですね。
就労の場合、生活介護の方に比べ喫煙率が高いと思います。
でも、私も「そうかぁ、喫煙する方いるんだ」と一瞬 思いました^^;
そうなの、そうなの。
返って来るまで不安で仕方がなかった頃に比べて、今は随分と暗視して過ごすことが出来ます^^;
それでも携帯を度々確認してます。
気が付かない間に電話があったかもしれない…と思って^^;
通所を続けるうちに何かしらあるかもしれませんが、その時はその時で考えて不安の先取りは
しないように心掛けたいと思います。
施設長さんは自らも障がい者の親という立場の方ですが、度胸のある方だなと感じます。
昨日、ご本人にその事をお話ししたら「そうですね、昔から度胸はあるとは言われてきました」
ですって^^
やはり…と覆いました。
親だからわかることも多いと思いますが、自分の子供も通わせている施設の『長』を務めるのは
難しい事だとも思います。
頭の良い方なんだとも思います。
施設の運営には相当テクニカルなことが必要なんですね。むやみやたらに出来る仕事じゃないと改めて感じました。
だと思います。
小さい分、すぐに意見を取り入れたり、アイディアを出したり
して改善できるのかもしれませんね。
息子さんが安心して通えるようになり本当に良かったです。
これから先、新たな作業所が出来ここよりも良さそうだと思う事があるかもしれませんが
現行では今の場所が息子にはより会っていると思うので様子を見ながらがんばってみようと
思います。
がんばってみる…というのも変かもしれませんが、他に良い所が見つからないので^^;
でも、去年までの施設に比べたら随分と安心して通所させられていると思います。
しのみぃさんの苦労が報われますように。