friend-名も無き物語-第20章 その④
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/02/24 20:59:31
friend-名も無き物語-第20章 その④
「わかった。それじゃあ何か手掛かりがあった
ら情報提供してくれると嬉しいな。」
とカゲロウはセラムに向かって
笑顔でそう言うと続けて、
「あ、でも探している対象が人間であることは
極力伏せてくれないか?」
とカゲロウはセラムに向かって
そう頼んだ。
「わかってる。何かよからぬ問題が発生しても
嫌だしね。」
とセラムはカゲロウに向かって
笑顔でそう言うと続けて、
「じゃあ、連絡しやすいようにスマポで連絡先
交換しておきましょ?」
とセラムはカゲロウに向かって
笑顔で自分のスマポを取り出すとそう言った。
「そうだな。」
とカゲロウは、セラムに向かって微笑むと
自分のスマポを取り出してそう言った。
こうしてカゲロウはセラムとアドレス交換した。
「よし、じゃあ俺達はそろそろ行くよ。」
とカゲロウはアドレス交換の終わった
自分のスマポをバッグにしまうと
セラムに向かって微笑みながらそう言った。
「カゲロウ君・・・僕はここに残ってもいいかな?」
とエルストがカゲロウに向かって
そう訪ねてきた。
「どうかしたのか?」
とカゲロウはエルストに向かって
驚いたようにそう言った。
「いや・・・ここにいれば、何か少しでも思い出せる
かもしれないなって思って・・・・・・。」
とエルストはカゲロウに向かってそう言った。
「確かに、エルストってわずかに記憶の一部は
残ってそうな感じだったしね。」
とワラビはカゲロウに向かって
そう言うと続けて、
「自分の家に来て、何か思い出せそうって感じる
のもわたしはわかるかな。」
とワラビは、エルストの様子を見ると
カゲロウに向かってそう言った。
「私からもお願いしていいかしら・・・?
色々2匹で話とかもしたいし・・・。」
とセラムもカゲロウに向かって
そう頼んできた。
「そういうことなら全然大丈夫だ。記憶を戻す
きっかけが何かつかめるといいな。」
とカゲロウはワラビとセラムの話を聞いて
セラムに向かってそう言った。
「ありがとうカゲロウ君。」
とエルストは、カゲロウに向かって
微笑みながらそうお礼を言った。
「ただごめんねワラビちゃん。僕のわがままで
修行に付き合ってあげられなくて・・・。」
とエルストは、申し訳なさそうに
ワラビに向かってそう謝った。
「大丈夫大丈夫!エルストは自分のことに
集中したほうがいいよ!」
とワラビは申し訳なさそうに謝った
エルストに向かって笑顔でそう言うと続けて、
「・・・わたしのほうも、これは元々パパがわたしの
ために与えた試練だもん。わたしが1番頑張ら
ないといけないからね。」
とワラビはエルストに向かって
そう言うと更に続けて、
「・・・お互い、頑張ろうね。」
とワラビはエルストに向かってそう言った。
「・・・うん、ありがとう。ワラビちゃん。」
とエルストはワラビに向かって
微笑みながらそうお礼を言ってきた。
「修行の方は大丈夫よ。私達があなたの分も
しっかりワラビちゃんをサポートするから。」
とミスティアはエルストに向かって
微笑みながらそう言った。
「ああ。悪いけどよろしく頼むよ。」
とエルストはミスティアに向かって
微笑みながらそう言った。
「じゃ、俺達はサバイバルマウンテンへ行って
くるよ。」
とカゲロウはエルストに向かって
微笑みながらそう言った。
「頑張ってね!」
とセラムはカゲロウ達に向かって
笑顔でそう言った。
こうして失った記憶を取り戻す為、
エルストが一時的にチームから
離脱することとなった。
「ここがサバイバルマウンテン・・・・・・オウキツ
からも見えてたけどすごく・・・大きいです・・・。」
とサバイバルマウンテンの麓に
辿り着いたワラビが目の前に聳え立つ
サバイバルマウンテンを見上げてそう言った。
「なぁ、俺思ったんだけどさ、これワラビのため
の試練なわけだし、今回はワラビを先頭に探検
してみることにしないか?」
とカゲロウは僕達メンバー全員に向かって
そう提案してきた。
「わ、わたしが先頭!?いいの!?」
とワラビはカゲロウに向かって
吃驚しながらそう聞き返してきた。
「あくまで今回の主役はワラビだからな。
先頭まかせてもいいか?」
とカゲロウは吃驚しながら驚いている
ワラビに向かってそう言った。
「わ、わかった!わたしがんばる!
がんばるよ!」
とワラビはカゲロウに向かって
気を引き締めた顔をするとそう言った。
僕達がサバイバルマウンテンに挑もうと
入口をくぐったその時!!
???
「ちょっと待ったぁ!」
とどこからともなくカゲロウには聞き覚えのある
謎の声が聞こえてきた。
僕達が辺りをキョロキョロ見回して
謎の声の主を探した。
???
「あ、ごめん。ちょっと3歩ほど下がってくれる?」
とどこからともなく聞こえてきた
カゲロウには聞き覚えのある謎の声は
僕達に向かってそう言ってきた。
僕達は謎の声に従って3歩ほど下がった。
???
「ありがとう。」
とどこからともなく聞こえてきた
カゲロウには聞き覚えのある謎の声は
3歩ほど下がった僕達に向かってそうお礼を言った。
そしてサバイバルマウンテンの入口の
上の方の岩陰からコロネとチパリネの2匹が
カゲロウ達の目の前に現れた。
「コロネにチパリネじゃないか。
こんなところでどうしたんだ?」
とカゲロウはサバイバルマウンテンの入口の
上の方の岩陰から姿を現した
コロネとチパリネの2匹に向かって
驚いたようにそう訪ねた。
「聞いたよ。昨日親方と一緒に探検したんだって
ね。うらやましいなぁ。」
とコロネはうらやましそうな顔をして
カゲロウに向かってそう言った。
「ボクたちは留守番任されていたから昨日は
割と暇だったもんで・・・・・・このままだと体が
鈍っちゃうからここに来たんだ。」
とチパリネはカゲロウに向かって
そう言ったのだった・・・。
friend-名も無き物語-第21章その①に続く