アラ還世代のオーディオあるある集
- カテゴリ:音楽
- 2018/02/21 08:39:50
別の記事にコメントを頂いたので嬉しくなり、
アナログ世代の音楽鑑賞で誰もが悩み苦労した、
種々のあるあるを書きたくなった。おーそれそれ、と思う方がいれば本望。
1、音楽マニアとは「サントラ」を聴く通人である。
これ、いきなりハードル高いかな? でもレコード世代特有の考え。
ポップジャズクラシック、一通り聴くとですね、一部のバカは
映画のサントラにハマるんです。TV刑事モノのインスト集も同様。
まずサントラ、名画のサントラからだんだんマニアックな方向に走り、
「モリコーネ、イイよねー」と宣うようになれば一人前と認められる。
確かにいいんです。マカロニウエスタンの主題歌とか劇中歌とか。
日本ではテレビのサントラも大流行した。これはバンドマン的聴取法。
ルパン三世の大野、刑事ドラマの井上バンド、ショーグンとかね。
当時大嫌いだった角川映画のサントラも名曲メジロおし。
2、EP盤用アダプターを複数所有するが、探すと出てこない。
LPはそのままかけられるけど、EP盤は中央の穴がデカいので、
専用のプラスチック製のアダプターを使う。コレ、しょっちゅう消える。
ふだんLPばかり聴いてるから、あれドコいったっけ? となる。
仕方なくて買ってくる。そのうちまた消える。3つ、4つ……。
終いには、EP買うたびに念のためと言い訳してアダプターも買う羽目に。
歌謡曲好きなら、同じ体験をお持ちかもしれませぬなハハハ。
3、忍び足に熟達する。
LPに針を落とし、お気に入りのリスニングポジションに移動する際、
つい気が急いて床を振動させ、針がいきなり飛ぶことがある。
これを嫌って針圧を高めるとレコードが傷む。そこで忍者歩きを修行。
フルオートのプレーヤーだと風情が今イチ、やはりマニュアルが宜しい。
ターンテーブル回し、カートリッジの指かけに右手を当てて、
左手はアンプのボリュームに。のせる瞬間のノイズはスピーカーを傷める。
無事針がのり、ボリュームを正位置に回し、ソロソロとあとずさり。
ベストポジションの座布団に座るときもシズシズおしとやかに。
そして冒頭が鳴る。うーん、コレが音楽鑑賞だった時代があったのです。
4、ダイレクトカッティングや重量盤を渉猟する。
「いい音」幻想が世に満ちていた時代なので、各々追求するわけですが、
レコードでは生演奏を直接録音したダイレクトカッティングとか、
オリジナル盤同様の重たい盤が好まれ、価格も高かった。
実は確かに違う。特に重量のある盤の音はダイナミクスが広く聞こえる。
廉価盤で持っていたシリーズを全て重量盤に買い替えたりする。
これが嵩じると、サキコロのオリジナル盤に25万円払うようになるらしい。
5、毎朝部屋をキレイに掃除するようになる。
特に冬場。レコードに静電気がたまってホコリが吸い付くんですけど、
ベルベットのブラスやクリーナーでは効果なく、ホコリだらけになる。
そこで部屋を綺麗に保とうと、冬の朝から窓全開でハタキをかける馬鹿。
6、ジャケットと中身の違う盤を複数所有する。
中古屋に通うようになると、いつか体験する試練の一つ。
セール品の棚で、写真でしか見たことのない盤をド安値で発見すると、
盤面確認をしないでキープ、そのまま精算、帰宅してビックリ。
イタリアンプログレのジャケからサントラが出てきたり、
無名ブリティッシュブルースバンドのジャケから松田聖子が現れたり。
さすがに数回やったあとは、購入前の検品を義務付けるようになる。
7、ドルビーとクロームの日々
カセットテープの話。ドルビー研究所のノイズ低減システムが標準だった。
だがこれ、規格が複数あって機械の相性もあり、なかなか効果が実感できない。
そのうちクロームや多層の高級テープが出回り、それに飛びつく。
さて高級テープは廉価品より「固い」。一種の金属ヤスリみたいなもの。
こういうテープを安物デッキに使うと……ヘッドという部品が減る。
高音が覿面に衰える。結局中古屋で3ヘッドの高級デッキを探す羽目に。
自宅で聴く分には構わないが、人に渡す時には相手のシステムを知らんとならん。
そのうちカーステレオで聴くヤツが増える。こうなると発想が変わる。
真夏の車内に放置してもワカメにならない頑丈なテープを探すのである。
8、録音レベルの大切さを身をもって知る。
過大入力に対するデジタル歪みは、いきなり「ギャピ!」と破綻するでしょ?
アナログテープは次第にジワジワなんです。しかも好みがあるわけでして、
少し破綻して飽和した音の好きなヤツはロック好きに多いのです。
レコードからの録音レベルをオートで調整する回路が全盛でしたが、
そういう録音のテープはどこか味気ないので、結局マニュアルで録る。
LP片面、20分以上デッキの前から動かず、レベルをこまめに調整する。
当時の製作現場でもアナログのマスターテープだったわけです。
ロック系の迫力ある音というのは殆ど過大入力による飽和とか、
テープコンプレッションの賜物なんです。今でもやってる数寄者もいます。
……傷盤で針が跳ねないよう重しをしたり、スピーカーの位相間違えたり、
ラウドネスボタンは邪道だと聞いて慌ててオフにしたり、
グラフィックイコライザー買うか悩んだり。さあ、幾つ分かったかしら?
おお、同志だ同士だウレシイな。外盤が安物って感覚、現代人には分かんないですよねー。
廉価版のユーロプログレシリーズ、私はあの少し前に大枚はたいて買った稀少盤が、
次々に1800円で復刻されて悔しくて……でもあのシリーズもやたら買い、未だに残ってます。
たぶん海賊盤と言う物だと思うのですが安かったので…
ELOの「オーロラの救世主」(ELOはNHKTVでライブがやっててビックリした覚えがあります 青いチェロだのバイオリンだの ねっころがって演奏するだの なんじゃこりゃ~って)
ジェネシスの「静寂の嵐」(ジャケ買いです)
本当は もうその頃はELPが好きだったのですが なんせ長い事クラシックファンだったので ロックのレコードに手が出せませんでした
なので へろへろの薄っぺらい外国盤を安価で買いました
(外国のレコードは大量生産なので ジャケットの紙も良くないし レコード盤も薄いんだと思っていました
実におめでたい人ですね)
それから しばらくしてプログレのレコードが正規より安く出たので その時にいろいろ買いました
もう仕事をしていたので好きなレコードは買えたのが良かったのか悪かったのか…
ジャケ買いして失敗したのもあります
その後 貸しレコード屋さんとかビデオのレンタル屋さんとか(ダビングもしてくれた)行ってた事もあったけど 職場の近くに小さな中古のレコード屋さん(CDもあり)があって そこのおじさんと話すのが楽しみで(当時入って来た新人の子が「新人類」で宇宙人みたいな子だったので ご飯の後いっしょにいたくなかったのもある…)毎日のように行っては 良さそうなのを買っていました
店主さんも私の好みを判ってくれて「これ好きなんじゃない?」って遊佐未森さんとか教えてもらったり…
なんか 本当に懐かしいなぁ…
勝手におしゃべりしてスミマセン
最近は昔の事ばっかり思い出します それって良いのか悪いのか…^^
そうそう 息子がポータブルのオーディオって言うのかな?
あれのスピーカーをつなぐコードを買って来てつなぎ直したら 音が変わるんですね
コード一本で音が太くなるってビックリしました@@;
それにしても当時と今のCDの値段がほとんど変わってないのはビックリですよね
月々のお小遣いを貯めてレコードを買いに行くのは楽しかったけど とてもドキドキしました
おまけに良く行くレコード店はクラシックだけ別のコーナーになっていて 革張りのソファなんか置いてあるもんだから…
店自体が ちょっとお高くとまった感じのお店でしたが そこしかなかったので行っていました
3・畳の上にデッキを置いていると振動で針が飛ぶので 本当にそーっと離れていました
隣にピアノがあったので余計重みがかかっていたのかな?
レコード針を落とす時の「バリッ」と言う音がダメだって言うので 本当にボリューム落として上げるってやってました
7・これ話題になっていたけど(FMファンとか買ってたけど)さっぱり違いが判りませんでした
小遣いがなかったので安いカセットを買ってました
でもTDKはあまり好きじゃなかった ソニーとかが多かったかな?
高校生になったらロックを聴くようになったのですが(今もやってるけど渋谷陽一さんとか) 当時はアルバムが出ると全曲FMでかけたりしていましたよね
今じゃ信じられないけど…
8・これは大事ですよね
大きくして入れると音が割れる
今でも ようつべで自分勝手にいじって入れてる人がいるけど困る
(いじるのは自分の曲だけにしてくれ…
実はピグにそう言う人がいて自慢げにかけてたけど 私は彼女の事が大嫌いです)
ZABADAKの吉良さんが新しくリマスターされたCDが出た時に「あれは別物だと思ってください」って言っていたくらいだもの
プロでもそうなので 私は素人がいじるものじゃないと思っています
いじっても自分で楽しむだけにして欲しいな