✪ 雑談
- カテゴリ:30代以上
- 2018/02/16 21:28:32
「ここにしますか」
静かな喫茶店の隅の席に座った。
「紹介が遅れました、
私 よしんば と申します」
若い人は知る由もない よしんば って。
「これでも結構むかしはご要望がありまして」
むかしならそうだったのかも知れない。
「どうしたことか最近はほとんどお呼びがかかりません」
やはり その んば っていうのが現代的ではないからじゃ。
「失礼ですが まだ 私よりはいいのかもしれません」
隣の席から珍客の乱入である。
「私 入らずんば と 申します」
虎穴に入らずんば虎児を得ずで一躍有名になった あれ ですね。
「どうも私 世間から忘れ去られてしまっているようで」
たしかに 今ではそんな言葉 私のまわりで使っている人はいない。
ただ よしんば に 比べれば 入らずんば のほうが、
現代的かもしれないと思うのは私だけか。
特に今のような先を読んでいくことが重要な時代に、
けっこう活躍すると思うし。
「もし」とか「たとえ」とか、
あんな凡庸な連中よりずっと的確なはず。
「え ! 的確な使い方ですか ? ええと・・・・」
答えに詰まってるし。
「チョット 横から話に入らないでくださいょ」
おお、男らしいじゃん。
まさに、よしんば そうだとしても 。
なんかこう じっにきっぱりした感じが伝わってきます。
「昨日も そのあたりを 話してたんですょ」
誰と ? 。
「いかにせん と」
ああー また話が脱線していく・・・・・。
きっとレトロな喫茶店のそのひっそり静かな店内では、こんなやりとりに鉢合わせ
することも、ありえるような気持ちになってくる。
よしんば って、うちの父(S.4年生まれ)は普通に使ってたよ、懐かしい ^ - ^
共通の「ん」の音、口語的に自然でかつなんとも重きがあるよね。
更に次は、どんな珍客が店内にて出会わすのか、続きも読みたくなってくる♪
ン〜〜 ルンバ 欲しかったのに・・ガハハ
って、もっと脱線したかぁ〜〜^^;;;
雑談もまた、楽しいですね*^^*