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シグキーリア


friend-名も無き物語-第20章 その①


   friend-名も無き物語-第20章 その①

 ーfriend-名も無き物語-第20章 ワラビの試練ー

  「で、シルバルトさんは滅多に
 ワラビちゃんには会えなかった訳だけど、今回は
 偶然出会えた、って訳なんだね?」
 と親方のウォーラルはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「ええ。ニュースで話題になっているので気には
 なってたんですが、まさか今日再会できるとは
 思ってませんでしたよ。」
 とシルバルトは親方のウォーラルに向かって
 優しく微笑みながらそう言うと僕達のいる方に
 向き直って、
 「以前会った時より格段に成長してますね。
 これも『フレンディア』の皆さんがワラビを
 受け入れてくれたおかげだ。」
 とシルバルトは親方のウォーラルに向かって
 優しく微笑みながらそう言うと
 僕達のいる方に向き直って、
 「本当にありがとう。」
 とシルバルトは優しく微笑みながら
 そうお礼を言ってきた。
 「いえいえ、ワラビちゃんには以前助けて
 もらいましたし、仲間が増えるのはうれしい
 ですから。」
 とミスティアはシルバルトに向かって
 笑顔でそう言った。
 「ほぅ・・・・・・ワラビに助けてもらったとは・・・?」
 とシルバルトはミスティアの話を聞くと
 真剣な面持ちでそう聞いてきた。
 「実は以前カクカクシカジカミスティアフユウジョウニツレサラレタ
 ということがあってですね・・・・・・。」
 とカゲロウは以前会った出来事を
 シルバルトに話して聞かせた。
 「ほぅ・・・・・・それで助けたい一心でワラビ自ら
 仲間になりたいと志願したという訳か・・・・・・。」
 とシルバルトはカゲロウの話を聞くと
 真剣な面持ちのままそう言った。
 「ええ。あの時のワラビすごく本気の目を
 してましたから、凄く頼もしかったですよ。」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「えっ!?そ、そうかな?私そんなに
 頼りになったの!?」
 とワラビは吃驚してかなり驚きながら
 カゲロウに向かってそう叫んだ。
 「勿論だよ。あの時はありがとうな。」
 とカゲロウは吃驚してかなり驚いている
 ワラビに向かって笑顔でそう言った。
 「えへへっ、やったぁ!
 カゲロウに褒められた!」
 とワラビはカゲロウに向かって
 笑顔でそう言って喜んだ。
 「(・・・・・・。)」
 シルバルトはカゲロウとワラビの
 様子をしばらくの間、ただ黙って
 見つめていた。
 「(・・・・・・ん?何だこの感覚は・・・・・・。)」
 シルバルトはワラビの精神から
 溢れ出る波動を感じ取るとそう思った。
 「・・・・・・カゲロウ君・・・・・・と、言ったかな。」
 とシルバルトはカゲロウに向かって
 そう聞いてきた。
 「あっ、はい。何か?」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう言い返した。
 「妙なことを聞くが・・・・・・今何か特殊なアイテム
 か何かを持っているか?」
 とシルバルトはカゲロウに向かって
 そう聞いてきた。
 「特殊な・・・・・・?」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう言って少し考え込んだ後、
 「!もしかしてこれかな?」
 とカゲロウはシルバルトにアグノムから
 手渡された謎の宝石を見せながらそう言った。
 「・・・・・・!それは・・・・・・?」
 とシルバルトはカゲロウが見せてくれた
 謎の宝石を見てそう言った。
 「!今日アグノムからもらった謎の宝石か・・・。」
 と親方のウォーラルはカゲロウが見せた
 謎の宝石を見てそう言った。
 「アグノム・・・・・・?アグノムに会ったんですか?」
 とシルバルトは親方のウォーラルに向かって
 そう聞いてきた。
 「ええ・・・。」
 と親方のウォーラルはシルバルトに向かって
 そう言ってきた。
 「(なるほど・・・・・・アグノムが彼にこれを・・・・・・。)」
 シルバルトは親方のウォーラルの言葉を聞いて
 謎の宝石を見てそう思った。
 「(・・・・・・そしてワラビの様子からも・・・・・・
 もしかしたら・・・・・・。)」
 とシルバルトはカゲロウとワラビの
 2匹から波動を感じ取るとそう思った。
 「・・・・・・あの・・・シルバルト・・・さん?」
 とカゲロウはシルバルトに向かってそう言った。
 「・・・・・・カゲロウ君。そしてフレンディアの
 みんな。君達に頼みがあるんだが・・・・・・。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 そう言ってきた。
 「頼み・・・・・・?」
 と僕はシルバルトに向かって
 そう聞き返した。
 「ああ・・・・・・。」
 とシルバルトは僕に向かってそう言うと続けて、
 「君達に、いくつかのダンジョンに挑戦して
 もらいたいんだ。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 そう言うと更に続けて、
 「ワラビのために。」
 とシルバルトはワラビを見つめながら
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「ワラビのために・・・・・・?」
 とカゲロウはシルバルトに向かって
 そう聞き返した。
 「ど、どういうことなの?パパ。」
 とワラビもシルバルトに向かって
 そう聞き返した。
 「君達と比べて、まだワラビは精神的にも幼い。
 それ故に中々チームを組ませてもらえなかったが、
 君達とは非常にいいチームワークが組めている。」
 とシルバルトはワラビを見つめながら
 僕達に向かってそう言うと続けて、
 「そこで、ワラビがもっと実力をつけるために
 君達にも付き合ってもらって、共にいくつかの
 ダンジョンをクリアして欲しいんだ。」
 とシルバルトはワラビを見つめながら
 僕達に向かってそう言うと更に続けて、
 「君達も修行できるわけだから、悪い話では
 無いと思うんだが・・・・・・。」
 とシルバルトは僕達に向かって
 そう提案すると続けて、
 「どうだろうか。引き受けてもらえない
 だろうか。カゲロウ君。」
 とシルバルトはカゲロウに向かって
 そう頼み込んできた。
 「えっ、なんで俺?」
 とカゲロウは、シルバルトに向かって
 少し困惑しながらそう聞き返した。
 「君がチームリーダーなんだろう?
 先ほどミスティアちゃん達から聞いたんでね。」
 とシルバルトはカゲロウに向かって
 そう言うと続けて、
 「是非とも、リーダーの回答を聞きたい。」
 とシルバルトはカゲロウに向かって
 そう言ってきたのだった・・・。

                  その②に続く




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