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シン・ドラマ汁


幕末グルメ ブシメシ!2 感想文

幕末グルメ ブシメシ!2 第2回「味噌にぎり食べてミソ」
NHK-BSプレミアム 水曜夜11時~
▼南海藩
第2回を見て、やっと今シーズンのドラマのスタンスがわかりました。
極太のメインストーリーがあり、1回ずつちょっとだけグルメの要素が入る感じで、もはや1話完結とは言い難いです。
そしてそのメインストーリーが酷いですw
殿が南海藩に見られてはいけない書状を奪われたため、それを取り戻すため伴四郎をスパイとして送り込んだとか。
それならちゃんとそう言ってから送り込めばいいのに、気絶した状態で5両で売り渡すって酷すぎw
あと、いくら江戸時代でも人足を売買するってありえるのかなと思いましたけど、
いろいろあってこのドラマ、史実を持ち出したらダメだということが分かりました。
それはさておき、殿は伴四郎の出世志向が高い平三おじさんまで、同じように南海藩に送り込んだのですが、
あいつまったく役に立たないどころか、かえって邪魔になる可能性が強いと思うのですがw
そしてピンク(ドラマでは桃色と言ってましたが)のふくさに包まれた書状ですが、
伴四郎はその内容をまったく知らされておらず、もしふくさから取り出されていた場合、
何を取り返せばいいのかわかんないじゃんと思うのですが、そこは気にしないのねw
また南海藩は勤皇の急先鋒らしいのですが、何故か極貧で人足への食事も満足に出さないのです。
南海というからには南の方にある藩、藩邸に豚がいたので薩摩藩ではないかと思いますが、
雄藩てのは金があるからそういう活動をするだけの余裕があるのであって、
金がなければそんな活動しないと思いますよw
でもこのドラマでは、そんなこと言っても無駄なのです。
名前も架空ですし、あくまでフィクションとして楽しみましょう。

▼実在の人物
前作では人情劇よりのコメディだったのですが、今回はなんかもうおかしいです。
伴四郎が5両で売られてきたかと思ったら、平三おじさんは3両だったり、
藩邸から逃げようとした伴四郎が捕まって簀巻きにされ、その足に子豚がずっとジャレてたり、
何故か南海藩がイギリス公使のための邸宅を作らされていて、伴四郎たちはそれに携わっているのですが、
工事現場を見学に来た公使をもてなす商人・桔梗屋が、「お・も・て・な・し」とか言ってたり、
高野藩の賄頭・菊池庄兵衛にそっくりな南海藩の女中頭(2役だけど女です)がいたり、
その女中の名前がお徳だったり(徳井優だから?)、桔梗屋に惚れていたりと、
なんかもう頭がゆあんゆあんしそうなシーン連発なのです。
これはもう、完全にフィクションとして楽しむしかないなと思っていたところにですよ。
なんと主人公の酒井伴四郎は実在の人物であることが分かりましたwww
「酒井伴四郎日記」という下級武士のリアルな生活が分かる文献を残した、紀州藩の侍だったのです。
てことは、高野藩は紀州藩がモデルってことになりますね。
結構大きな藩だった…ていうか、御三家ですよw
ただ殿の茂照のモデルは誰なのかはっきりしないんですよね。
紀州藩最後の藩主となった茂承は字こそ1字同じですが、1844年生まれなので年齢がだいぶ違うし、
その先代は後に徳川家茂となり若死にしましたし、それより前となると時代がちょっと早すぎるんですよね。
黒船来航よりも前になってしまいますし。
つまりこの殿には、正確なモデルはいないということでしょうね。




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