相棒 seaon16 感想文
- カテゴリ：テレビ
- 2018/01/18 17:35:40
相棒 seaon16 第１２話「暗数」
テレビ朝日 水曜夜９時～
▼アンタッチャブル続編
今回は衣笠副総監が何者かに襲撃され、情報漏洩を疑われた青木が特命係に泣きつき、
杉下たちが動き出し、４年前の脅迫事件を含めて解決に導くというストーリーでした。
今回出てきた衣笠の娘・市原里奈は、昨年のシーズン１５第１１話「アンタッチャブル」にも出演しており、
衣笠と名字が違うのは、４年前の脅迫を警戒して母方の姓を名乗っているから、とのことです。
実は昨年の「アンタッチャブル」も今回と同じ山本むつみ氏の執筆によるもので、この時点ですでに３年前に
脅迫されているという話題が出てきていますので、恐らく山本氏が温めてきたストーリーなのだと思います。
一応「アンタッチャブル」のストーリーを書いておくと、ある殺人事件の目撃者の１人であった里奈は、
中学の悪い友達と空き家に入り込みタバコを吸うなどの非行行為をしていたため、
証言を聞くことができなかったけれど、特命係が里奈に接触し、犯人検挙に至ったというものでした。
大まかなストーリーは覚えてましたけど、脅迫されていたという話が出ていたのはすっかり忘れてましたｗ
▼キャスティング
今回は新たに、衣笠の妻・祥子と、衣笠家の家政婦・沖田晃子が登場しました。
祥子はミステリードラマでおなじみ筒井真理子、晃子は真田丸で真田信之の妻・こうを演じた長野里美でした。
また、神奈川県警の捜査員として、久保田磨希が登場。
彼女、体格がよく、美人ではないところが実に刑事役にぴったりですね。
ミニスカ履いて今にも折れそうな足をさらけ出してる女刑事とか、想像上の生き物ですよ。
まぁデスクワークしかしてない一般職にならいるかもしれませんが。
衣笠副総監はレギュラーキャストですし、皆今後の出演の可能性がありますね。
▼反省しない男
今回特命係が捜査したのは、襲撃事件ではなく４年前の脅迫事件の方でした。
しかし序盤で家政婦の晃子が怪しいそぶりを見せ、４年前に脅迫状が見つかったのが家の中ということで、
大体誰が犯人かは見えてしまいました。
後は動機と、何故晃子が穏当に家政婦を続けているかという謎が焦点となりました。
わかってみれば、結局衣笠の身から出た錆でしたが、上から言われたことを伝えただけだと、
まるっきり反省する様子はありません。
しかし上とは誰でしょうね。
衣笠の上というと限られてくると思いますが。
また山本氏による副総監シリーズ第３弾でそのへんを描いてほしいものですね。
▼小賢しい男
最初、青木が特命係に泣きついてきた時、キャラがブレてんなぁと思ったんですよ。
特命係を憎んで、いつか貶めてやろうと思っている青木が、その特命係に泣きつくなんておかしいですよね。
でも、今回の事件が衣笠と根深い関係があると読み、それに特命を絡ませることで、
より一層衣笠の特命係に対するイメージを悪化させ、特命係の立場を悪くしようとしていたんですね。
ですが結局特命係が事件を解決してしまい、衣笠は特命係に借りを作る格好になってしまいました。
まぁでも疑われていた青木としては、事件が解決して自分が無関係であると証明されることは、
ありがたいことでもあるんですよね。
どっちに転んでも彼の不利益にはならない、相変わらず小賢しいですねｗ
ただ今回は珍しく、情報漏洩した警察内のスパイを挙げたのは青木でした。
そういや犯人は結局、なんとか言うカルト集団のメンバーだったんですよね。
こちらもまた登場するかもしれないですね。
