Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタぴょんの日記 2014年4月1日 Ⅲ

4月1日(火)Ⅲ

Ⅱからつづく

   【タクシーで奈良公園にやってきました。】

 鹿がたくさんいます。鹿はdeerという。
 複数形に、Sは付けない。

 deers とはいわない。
 それでも、言いたければ、deers と言っても、いいのよ。
 
 なぜ、S が付かないのか、そんなこと、いったってネ。
 ゲルマン語の複数形は、
 Sというよりも、本来、

 1: 同尾形

 2: ENを付ける

 3: ERを付ける

 などなど。

  
  ゲルマン語は、北ゲルマン語、東ゲルマン語(消滅)、
  西ゲルマン語に分かれます。

  北ゲルマン語は、ノルウェー語、スウェーデン語、
  アイスランド語などに分かれていきます。

  西ゲルマン語は、
  高地ドイツ語と低地ドイツ語に分かれます。

  高地ドイツ語は、
  古代高地ドイツ語、中世高地ドイツ語と変遷し、
  やがて、今使われている現代ドイツ語の姿になります。

  一方、低地ドイツ語は、
  英語、オランダ語、フリジア語などで、
  高地ドイツ語と
  比べると、語尾変化を捨て去る傾向が著しくなります。


  古代ゲルマン語の原型を
  もっともよく残しているといわれているのが、
  アイスランド語です。

  叙事詩、「ニーベルンゲンの歌」では、
  この島国から一族の話が描かれています。
   

  複数形は、sをつけるのが、ノーマルだと思われますが、
  中世の教会支配が続く
  中で、ラテン語などの影響により、s 型になりました。

  本来の同尾形(deer、fishなどに残る)や、
  en形(women, childrenなど)、
  er形(消滅)は、姿を消しました。

  一言でいうならば、西ゲルマン語は、
  とくに、英語は、ラテン語に駆逐された、
  ということだ。

  
  駆逐されたのは、ヨーロッパ全体では、カエサルが、
  ライン川を渡ったときと考えられる。
  カエサルが、ゲルマン語を変え去るのだ。

  それまでは、ライン川が、
  ゲルマン語とラテン語の境界線になっていたのだが、
  ライン川が自由に渡れるようになると、
  ゲルマン語とラテン語は、
  融合する。

  アホ大学のゴタ博士の考えでは、
  ゲラルテマン語が生まれたのではないかと思う。
  
  なぜか?思うことは、自由だからだ・・・・
  とか、あほばっかり、ゆうてやんと、
  さっきの話に戻ろう。

  そう、タクシーで、東大寺参道口まで、行ったんだ。

  歯科がやってきた、(と変換に失敗すると、こうなる。)
  正しくは、
  鹿がやってきた。

  みんな大はしゃぎです。鹿と一緒に、
  そう、30分ぐらいそこで、戯れて
  いらっしゃいました。

   

   【東大寺へ】


   きょうは、また、同業のガイドさんがいっぱい。
   説明を盗み聞ぎしていると、
   みなさん、創建を752年でご説明。
   ゴタ、採点、マル、やて。

   「お前は先生か!」

    あんぽんたん山田も、お客様にご説明。

   あんぽんたんな説明も、フランス語じゃ、
  
   アンポルタン(重要な)説明。しっかりやりましょー。


ゴタ: Look at the main building.  
    That's what we call Golden Hall.
    The biggest wooden structure of the world.
    50 m deep, 57 m wide and 48 m high.

    大仏殿でっせ。
    金堂てゆいますねん。
    奥行き50m、間口57mで、高さが48m。
    木造建造物では、世界一です。

    ゴタ、この順番で説明します。その心は、

    (これ、こんなん、弱ったわ、大仏殿の説明)

     (50 57 48)


    第二バージョンでは、高さ、奥行き、間口、の順です。


    (芝生に、これ、こんなん 作ってええのん?大仏殿) 
     48   50   57
 

みなさん : Ummmnnn
        うーん、さよか。


ご主人  : その前のあの、
       邪魔な緑色したポストみたいなんは何?


ゴタ   : 灯籠やで。  
     


     灯籠は、創建当初のものです。
     平家の放火にも、戦国時代の戦火にも、
     耐えて、その姿をとどめてきたのであります。

     が、しかし、7~8割方、お客様は、
     これを無視して通り過ぎようとします。
     
     そら何も面白みのない、灯籠ですから、当然かも。


     きょうのお客様、


        「あっそ。」


      と言って、ほぼ無視。 

 
    【教訓】

  この話は 

  【 年長者だからと言って、
    ふんぞり返っていてはいけない。】
  
  ということを教えている。


Ⅳにつづく
ゴタぴょん




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