Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタぴょんの日記 2014年3月27日 Ⅲ


3月27日 (木) Ⅲ

Ⅱからつづく


   【興福寺へ】


   さっき、東大寺のミュージアムに入りたい、
   とおっしゃっていたお客様。
   実は入らずに、こちらをお見せしようと考えていました。

   でも、ここ、興福寺にやってきて、後悔・・・

   ほんとうに、歩くスピードが遅い。
   のっそ のっそ のっそ・・・

   となりのトトロのあの大きなやつが、
   ゆっくり歩いている。しかも2つ・・
   3つだろ?
   
   とりあえず、五重塔まで来たところで、
   興福寺に来たことにします。
  
   南円堂も、北円堂もパス。

   国宝館に入ります。英語で説明していると、
   ガードマンから注意を受けた。



ガードマン: 静かにしてください。


ゴタ   : はい。

   しかし、なんで、静かにする必要があるの?
   ここの仏様たちは、夜は、だれもいなくて、
   ひっそりして、寂しいと思うよ。
   せめて、昼間は、
   がやがやしていたほうが、いいんじゃない?


   自然とゴタの説明の声は大きくなります。



ガードマン : 静かにしてもらわないと、
        出て行ってもらいますよ。


ゴタ    : すみません。
        (お前が出て行け。バッキャローむかっ )


   もこの国宝館のメインエベントとも
   言ってもいい「阿修羅像」のところで、注意を
   受けると、幾分、こっちも、ムカっとくる。

    (お前の仏像か。この阿修羅はんが、
    
      「ボクのこと、大きな声で説明してね。」
     
                 そうゆうてるがな。)


   そして、次のところでは、また別のガードマンが、
   今度は、ゴタのお客様に対して、

     「もっと、静かにお話下さい。」

   だって。アホちゃう? 
   なんで、ヒソヒソ話せなあかんねん。
   お前の家か?入場料返せ!・・・・って、
   ゴタは支払っておりません。
   おとなしい見とけ。

   ええか、あほガードマン、よう聞け。
   この人のボディを身よ。

   この体にして、今の声は、釣り合っている。
   大きな鐘を打つと、大きな音色が鳴り響くように、
   大きなボディでしゃべると
   この音量が普通なんや。



   【法隆寺へ】


   あの国宝館のガードマンたちは、
   入れ替えた方がいいよ。
   映画館か図書館で働くべきだ。

   そんなことを思いながら、24号線へ。
    
   実は、51号線で
  、薬師寺をご案内しようかと、迷っていた。

   でも、日本に来て、何を見るのがいいか、
   と問われれば、
   木造建築世界最古、という法隆寺は、
   見るに値(あたい)すると信じた。

   そこで、やってきました法隆寺。
   
   広い敷地をゆったり歩きます。

   五重塔、金堂、大講堂・・・
   見るべきものは、たくさんあります。

   ただ、あまりに、広いので、
   歩きの苦手なお客様は、ついに、
   
     「夢殿」

   を出たところで、ダウン。

   仕方がないわね。
   そこで、車を、夢殿出口まで、回送して
   来ることにした。


   スタコラサッサと、ゴタは、車を取りに行った。
    駐車場を出て、この辺りかな?
   と思ったところで、25号線を左折。

   路地を入ると、地元の車と鉢合わせ。


地元の車 : あなた、地元の方?


ゴタの車  : はい、そうです。


地元の車 : だったら、ここは、一方通行って、取り決め
       知っているわよね?


ゴタの車  : あ、そうでしたか?


地元の車 : 取り決めは、ちゃんと、守って下さらないと!むかっ    


  【教訓】 いらん嘘つかんでもええ。  


   何と、まぐれで、夢殿入り口にやってきた。 

   ルーシーさん、ゴタの車を見て、にっこり。



  【判定】 地元の人に憎まれて、お客様によろこばれた。
       
        よって、1勝1敗 


  お疲れのご様子です。 これで、ホテルに帰着。
  4時間コースの終了です。 


  おしまい
  ゴタぴょん




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