北風
- カテゴリ：小説/詩
- 2018/01/05 14:42:48
「暖かいね」
必死で編み上げたマフラー
ちょっと不細工になったけれど
あなたは喜んでくれた
その冬からもう2年
その色は白い糸
もしも赤い糸だったなら
あなたを失わずにすんだのか
そんなことはないよと
誰かが耳の奥でささやく
思い出の品を箱に入れて
ずっと棚の奥に置いておいて
本当なら捨てなきゃならないのに
捨て切れないい気持ちが空回り
きっとあなたは捨てただろう
ゴミになった白いマフラー
いつも巻いてきてくれた
あなたのそんなところが好きだった
でもなぜ分かれたのだろう
分からないままに砂時計は時を刻む
もしもなんていらない
きっとなんていらない
ほしいのはただ暖かな胸
抱きしめてくれたあなたの胸に
もう一度飛び込んでいきたい
都会の風が小雪を連れてくる
もう抱きしめてくれる人はいない
コートの襟を立てて歩く
人たちの足元にも北風は吹く
冬はまだまだ長い
あなたが恋しくて恋しくて
泣きつくした瞳からは何も生まれてこない
ただ一つ言えることがあったら
あなたを返してというだろう
果たせない夢を追いかけて
本当に雪国は大変ですね。ここのところ、毎年が大雪ですね。
異常気象のせいでしょうか。
やばいやばい・・捨ててはいないとは思うけどがっかりさせないよう大事にしないといけないよねｗ
もう新年明けて５日間たちましたね？
雪の世界は少しみましたが、積もるまでは行きませんでしたね？
アツ・・・東海地方の話なんですが・・他はけつこう積雪があつて困る地域も出ているとか・・
でもこの寒さは昨年より寒いです。