ゴタぴょんの日記 2014年3月26日 Ⅰ
- カテゴリ:日記
- 2018/01/04 06:32:48
3月26日 (水)
午前9時になりました。
まだお客様は、出てこられません。
フロントで、ゴタの
きょうの仕事の
担当スタッフを呼んでもらいます。
ゴタ : コンシェルジュのタチアーナさま
をお願いします。
フロント: あいにく、きょうは、休んでおりまして・・・
ということで、
もうしばらく待ってみることに・・・
していられるか!
思い出した。ここじゃないことを。
(きょうのお迎えは、カンラだった。急げ~)
ロイヤルパークホテルを飛び出し、
カンラホテルに電話。
10分ほど、遅れる旨を伝え、了解をもらう。
その間、三条通りを渡り、タクシーを掴まえる。
キキキー。タクシ-は止まった。
よかった。機敏で、早そうなタクシーだ。
ゴタ : 烏丸六条まで、お願いします。
(ぶっ飛ばしてくれ~)
車
タクシーに乗ったら、急げ、
とか、もっと早く、などとは
決して言ってはならない。
せかすと、危険だからだ。
そんなことを言ったら、
「降りてくれ」
ともいわれかねない。
ドライバーには、
安全運転義務もあるし、ましてタクシー
には、看板もある。
ドライバーさん: 烏丸の何条ですか?
ゴタ : 六条です。カンラホテルです。
代々木ゼミナールのあるビル・・
ドライバーさん: あ、ああ、あの、玄関のない、
あのカンラホテルなあ。
ゴタ : 玄関はありますけどな。
なかったら、困るやろ?
あれ、烏丸通りからは、
見えませんけど、六条通り側に
ちゃんと、ありまっせ。
ドライバーさん: そら、お客さん、私かて、
それぐらいは知ってますわいな。
玄関におつけしますのか?
ゴタ : いやいや、そこまで
してくれなくても、結構です。
私ゃ、大臣でも社長でもないので。
六条烏丸の角っこで、降ろしておくんなはい。
ドライバーさん: ほな、河原町六条から、
六条通りを行って、クルリと右に
曲がったとこで、よろしいか?
ゴタ : よろしおす。おたの申します。
えーと、今、740円か。
この上のメ-ターは、880円ですか?
ドライバーさん: ああ、せやけど、
もう上がれへんわ。お急ぎみたい
やから、先、もうとこか?
ゴタ : はい、ほなら、880円、
ここに置きますわ。
上がれへんかっても
取っといてください。
上がったら、追加払いますよって。
ドライバーさん: おおきに。ほな、もう上がれへんように、
メーター止めとくわ。
と、ほぼ同時に到着。
(もっと、早よ、渡しといたら、
早う、メーター止めてもらえてたんかな?)
いらんことを考えながら、カンラに小走り。
【カンラホテル】
ゴタ : すみません。遅くなりました。
ご主人: Good morning, Mr. Gota.
ゴタはん、おはよう。
お客様は、すぐに、ゴタが、わかりました。
目印に赤い帽子をかぶっている、と
言っていたからだ。
赤帽は、最近のゴタの目印。トレードマーク。
赤帽は、ゴタの昔のアルバイト。ポーター。
赤帽は、イズミヤで買ったゴタのお気に入りのキャップ。
赤帽は、実によく目立つ。楽しい帽子。2500円。
【きょうのお客様はイスラエル人のご夫妻】
ゴタ : Where would you like to go first ?
まず、どこへ行きましょうか?
奥様 : We have Nijo castle, Kinkakuji temple,
and Nishiki market in mind.
But we leave them all to you.
二条城と金閣寺と、錦市場よ。
でも、お任せするわ。
お任せ、ということは、二条城や、
金閣寺を上回る、素晴らしい場所が
あれば、連れて行け、という意味である。
だが、そんな場所を私は知らない。
よって、二金錦(ふたきんにしき)でご案内。
≪解説≫ 二金錦とは、ゴタ博士が
21世紀初頭に発明した省略語で、
二条城、金閣寺、錦市場のことである。
博士はこの研究で
ノーベル通訳ガイド賞を受賞した・・・
夢見て、よろこんでんねんて~ ヾ(@^▽^@)ノ
【二条城】
二金錦ツアーの最初は、二条城。
カンラホテルの前から、タクシーをつかまえます。
網で捕まえるのは、トンボと蝶々。
タクシーは、手をあげて掴まえます。
ゴタ : 二条城まで、お願いします。
一方で、お客様に、車中、二条城の説明をします。
ゴタ : Nijo castle ,
that we are now heading for
was the place where
the first Shogun of Edo government,
Ieyasu, held a ceremony
called "Haiga no Rei" or inaugural
ceremony to Shogun in 1603.
今、向かっている二条城は、江戸幕府初代将軍、
徳川家康が1603年、拝賀の礼を、
そこでとり行ないました。
ご主人は、ゴタの説明を逐一、奥様に通訳なさっています。
きょうは、二条城の庭に、桜が咲いています。
一昨日に来たときは、
まだ、なんにも、咲いていなかったのだが・・
Ⅱにつづく
ゴタぴょん