と或る世代の怨嗟の小声(ぼそっ)
- カテゴリ:ニュース
- 2017/12/27 23:46:03
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今年印象に残ったニュースについてブログを書いてみよう♪
ですって。
きな臭いニュースが色々飛び交っていますが、
そういったものに埋もれてしまうけれども頭に留めておいた方がいい(?)こととしましては。
就職戦線がバブル期を越える売り手市場なんですってね。
そのこと自体は構わないのですけど、
のちの世からバブルと呼ばれるようになった頃と、その後の時代に起こった事から教訓を得ていないのでしたら、
また、今の高校生さん辺りが就職戦線に加わる頃には就職氷河期の再来です。
そろそろ、卒業年の景気動向が一生を左右してしまう新卒一括採用という制度を、どうにかしてみませんか?
わたしたちの世代は、女学生で卒業までに進路が決まったのは、院に進学するか公務員に採用された者のみ。
民間志望者全滅。
その、院に進学した者も、院了後は公務員になりました。
男子学生も、女学生ほどのブリザードでないにしても、まことに厳しい時代で。
職にあぶれ、低賃金の非正規雇用に甘んじる者を多数出しました。
彼ら彼女らが現在、ずいぶん年齢にバラつきが出るものの子供を持つ世代となり、
子供に満足な教育を受けさせられない、
それどころか、そもそも子供を持つどころか身を固めようなどと思う余裕など無い
状態で放置され続けています。
雇用形態が違うと、後のキャリアアップに繋がる職務経験を積ませて貰えません。
一生低賃金のままこき使われることになります。
或いは、わたしのように卒業数年後にどうにか正社員登用の道を掴んだとしましても、
せっかく掴んだものを手放したくないが為に無理を重ね、結局、その後の人生を棒に振った者もあるでしょう。
昨年亡くなった電通にお勤めのお嬢さんのお話は、わたしにとってはひとごとではありません。
彼女とわたしの辿る道を決定的に分かったもの、それは、
当時のわたしには既に、なにごとか自分で行動を起こそうとする気力さえも残っていなかった
という、たったそれだけの状況の差にほかなりません。
では、バブル入社組が薔薇色の人生を歩んでいるのかといえば、全くそうではなく。
とにかく、時代の拡張路線の空気感に則って、
華やかな就職活動逸話に彩られ、内定を幾つも貰い、選択権が彼ら彼女らの方にあった学生時代とは打って変わって、
入社して数年でやってきた、
その後失われた十年、或いは失われた二十年と呼ばれるようになる時代に差し掛かりますと、
人員の大量のだぶつきが露呈します(その為に、わたしたちの世代の就職の道が堅く閉ざされたのですが)。
その頃には既に、彼ら彼女らはバブルの遺児と揶揄されていたのです。
たった2、3年程で、ですよ。
先を見通せなかった採用拡張路線は、
例年の新入社員より質の劣った(そんな言われ方をしたのです。全く酷い言い草です)
学生や生徒を多数社内に抱えることを招き、
彼ら彼女らは早々と会社から不良在庫呼ばわりされたのです。
現代の就活生の皆々様、決して驕ることなかれ。
内定がたやすく幾つも得られるからと浮かれていますと、
かつてあなた方のご両親、世代がずれているようでしたら、おじ様・おば様世代が
辿った道を再び歩まされることになりかねません。
そして、各会社さんとも採用計画はよく練って、
わたしたちのような失われた世代を、近い未来に決して再び出さないよう、
強く、強く願うのです。
とはいえ、世の中のきな臭さが更に濃くなってきましたこのご時勢、
とうとう火の手が上がったときに、どのように社会が移り変わってゆくかは、
わたしたちの世代には実感を伴って推測することが出来ません。
かつてのことを実体験として記憶していますのは、
わたしの父よりも更に10歳は上の世代になるでしょうし、ねえ。
沢山の人員を確保しても、超長時間勤務が当たり前だった時代です。
電通のあの事件って、前時代的な感覚で見てました。
今時、労基法くらい守ろうよって感じです。
今はバブル世代が大量に定年退職していく時期ですね。
でも賢い企業は、ちゃんと仕事の効率化・自動化を進めていますので、
昔ほどの大量雇用はもう必要ないのかなと思います。
企業は、量より質を求めていますよ。
わたしは技術部門ですが、ずっと長い間新卒なんか入ってきませんでした。
なので、ベテランと若手の年齢差がすごいです。中間層がいないって言うw
ただ 給料が 変わってないんだな^^;
紙幣増札してるから デフレにならないのが不思議なんだけど^^;