<最終回>監獄のお姫さま 感想文
- カテゴリ：テレビ
- 2017/12/20 17:19:43
監獄のお姫さま 第10話(最終回)「更正」
ＴＢＳ 火曜夜１０時～
▼ノブリン快挙
本当の最終回(前感想参照ｗ)である今回は、前半は沖縄に飛んだノブリンとその助手・今池が証拠をつかみ、
それを見た馬場カヨたちは、板橋とプリンスを放置して逃走するも全員逮捕されたかと思いきや、
板橋が被害届を取り下げたため全員釈放、しかも新証拠が出たことで板橋が逮捕され、後半は公判でした。
シャレじゃないから！
結局決定的な証拠が入手できたのは、姫が「爆笑ヨーグルト姫」と呼ばれるきっかけとなった
沖縄での船上の映像に映っている姫が、頭にカメラが搭載されているヘルメットをかぶっていたことから、
このカメラで撮影された映像に証拠が残されてないかと、気づくという手柄をノブリンが立てたからでした。
とはいえ姫のヘルメットのカメラの映像はすでに警察が押収しており、店にあった元データを見ても
証拠になりそうな映像は残っておらず、その時同船していた板橋のヘルメットにもカメラがついていると
今池が気づいたためなので、ほぼ今池の手柄なのですが、最初にカメラに着目したのはノブリンなので、
２人の手柄と言ってもいいでしょうね。
ここでようやく役に立ちましたねノブリンｗ
馬場カヨも、バカじゃなかった！と喜んでましたが、言い方！ｗ
検事になれたくらいですから、勉強はできるんでしょうけど、確かに見ていてちょっと不安になるくらい、
人間性とでも言うのでしょうか、端的に言うと軽いですよねｗ
しかしノブリン、馬場カヨに対する気持ちは本物のようで、最後にプロポーズしてましたが、
あっさり重いとか言われてフラれてましたねｗ
たぶんあの人間性では、全然あきらめてないでしょう。
馬場カヨを好きになった理由が、どんな若い女性でも年を取ればおばさんになるけど、可愛いおばさんは
おばさんにならない、とのことでしたが、言いたいことは分かるけど、やっぱりバカかもしれないな…ｗ
▼真相
リンが連れて来たプリンスは、本当のことを話すと言いつつ、シノブに殺すよう言われたの一点張り。
これが不思議だったのですが、何と板橋がプリンスに、自分と姫は両方シノブという名前であると
信じ込ませていたのがその理由でした。
これが一番のキモだったかもしれないな～。
プリンス、あまり日本語を理解してなかったようですしね。
なんてずる賢い男でしょう。
ノブリンに公判でいろいろ質問されているうちに、なかなか核心にたどりつかなくてイライラして、
自ら事件の詳細を話したのは、動かぬ証拠が出てきたということもあるでしょうけど、
プライドが先に立ってしまったからなのでしょうかね。
貧しい生まれで、ＣＭ撮影のためとはいえ一度は社長の椅子に座り、その会社に裏切られ、
誰も信用しなくなり、愛する妻にすら嘘をつき、そう考えるとなんて寂しい一生なのでしょう。
ただ、だからってホステスを殺していい理由にはなりませんからね。
ホステスと別れて姫と結婚し、社長が死んでから姫を説得して自分が社長になればよかったんじゃないかな。
少し時間はかかりますが、その方がずっと安全で、幸せになれたと思うんですけどね。
息子にも恵まれましたしね。
▼姫の出所
最後に、ようやく姫が出所し、勇介とも会うことができました。
無実だと分かってから、釈放まで結構時間がかかるもんなんですね…。
冤罪であれだけ服役していたら、国にかなり慰謝料的なやつを請求できると思うのですが、どうなんでしょうね。
ま、それはともかく、姫がエドミルクの社長になれたのはよかったですが、勇介とは今後どうなるのでしょう。
３歳くらいならともかく５歳では、それまで育ててくれた母親がいたことを忘れないのではないかと思います。
まあでも、本物の親子ですし、何とかなるのでしょうかね。
ＣＭにも一緒に出てましたしね。
▼総括
最初ちょっととっつきにくかったけれど、何回か見ているうちに見る方も作る方も慣れてきたのか、
ぐんぐん面白くなっていきました。
ただ残念ながら、ツカミを失敗したせいか、視聴率は芳しくなく、１度も２桁を超えることはありませんでした。
お話的にもこれ以上続けるのは難しいでしょうし、続編は絶望的だと思います。
よくわかったことは、クドカンが最近オバサンという素材に対し、非常なる愛を感じていることです。
クリエーターも年を食えば、素材もファンも、同じように年を取っていきますからね。
少子化に伴い若い世代は少ないですが、逆に爺婆と呼ばれる世代はどんどん年齢層が高くなる傾向にあり、
オジサンオバサンと呼ばれる世代は増える一方。
この世代の心をつかむ作品は、強いと思うんですけどね。
私の周囲にはここ以外ではあまりドラマ見てる人がいないので
言ってもたぶんわかってもらえないです＞＜
私失敗しないのでくらいならわかっもらえるかもしれませんがｗ
『・・・冷静に』の真似が仲間内で流行ってました～ｗ
あまり気にしないことにしてる。
高所恐怖症は、プリンスと話してナイフを握らせるためだったんだろうな。
リンとプリンスはタイ人なので、フィリピン語ではなくタイ語だと思うぞ。
そう言えば、パラセーリングを予約する時に、高所恐怖症だから一人ずつにしようと言っていたのは、何だか怪しかったね。
ゴリラモノマネのリンがフィリピン語を訳して、みんなに証拠の報告が出来たのも大きかったね。