Nicotto Town


シン・ドラマ汁


相棒 seaon16 感想文

相棒 seaon16 第9話「目撃しない女」
テレビ朝日 水曜夜9時~
▼相貌失認
今回は、若手実力派女優の朝倉あきを迎え、比較的単純な事件がじっくりと描かれました。
最初から犯人は分かっており、ミステリーというよりサスペンス風味でしたね。
朝倉演じる芽依は、相貌失認という人の顔を覚えられない障害を持っており、それが途中で明かされます。
私は以前この相貌失認という障害を、何かで見ていて知っていたので、
冠城が週1で店に通っているのに顔を覚えてもらえない、犯人と思しき人物たちを見ているのに
証言があやふやであるという2点が分かってから、そうじゃないかと思ってました。
杉下が言うには、この障害を持つ人間は、100人に2人、つまり50人に1人はいるわけで、
学生時代に例えると、1~2クラスに1人いるということになります。
結構な割合ですよね…。
それでも、服装、体格、声などで覚えることはできるから、何となく普通に暮らしてはいるけれど、
やはり今回のように、いざという時に不便ではありますよね。
特に客商売には向いてないと言えるでしょう。
ちなみに気になって調べてみたら、京極夏彦の「狂骨の夢」に出てきたのが、
私が知る最初のきっかけになったものと思われます。
他にもチームバチスタシリーズの映画「ケルベロスの肖像」、キムタクドラマの「アイ’ムホーム」でも見てるはずです。
はずです、と言うのは、あまり覚えていないからw

▼冠城の恋(何度目だ!)
今回の事件にカタがつき、命をかけて守ってくれた冠城のことを、顔が分からなくても
会えば分かると言い、実際病院の中で冠城を認知できた芽依、まさかこれはひょっとして、
久々に冠城に春がきたのか!?と思いきや、障害のことを話しに田舎に帰るとか…。
でも、親って子がいきなり「自分は障害なの」と言い出しても、何を甘えたことをとか、
五体満足で日常生活送れてるんだから大したことないとか、特に年嵩の親ほどそういうことを言いがちなので、
いきなり面と向かって切り出すよりは、一度手紙やメールなどで知らせた方がいいと思うんですよね。
この芽依、また出てきてくれるといいのですが、冠城は恋多き男なので、もう出演の機会はないだろうなぁw
思うに最近陣川の出番が少ないのは、キャラがかぶるからか!?

▼地面師
事件の方は本当にストレートで、推理できることはほぼありませんでした。
唯一推理するとしたら、被害者が芽依の車の中のどこに書類を隠したか、でしたが、
犯人たちの想像と違って、SDカードにデータを入れていたので、あれはわからないですねw
ただ消火器の下って、あれだけ中身をひっちゃかめっちゃかにしたのなら、見つけられそうなものです。
書類だと思っていたので、書類が入りそうにないところは見なかったということでしょうか
犯人たちがやっていたのは、地面師という詐欺で、実際今年その被害や、手口が報道され話題になりましたよね。
しかし詐欺師もですが地面師も、何故師匠の師がつくんでしょうねw
士ならまだわかるんですが。

▼今年はここまで
今回で今年の放映は終わり、次回は元日スペシャルになるようです。
脚本は最近は安定感が出てきた太田愛。
傑作との名が高い「ピエロ」を書いた方ですね。
これは楽しみ…と、いやがおうにもハードルが上がってしまいますねw




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.