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シン・ドラマ汁


おんな城主 直虎 感想文

おんな城主 直虎 第49回「本能寺が変」
NHK 日曜夜8時~
▼信長ナレ死す
今回は光秀の信長暗殺計画に乗った家康が上京、そして謀反後に家康たちが速やかに逃げるため、
万千代から頼まれた直虎が関西に出向き、久々に龍雲丸と再会、そして本能寺の変までが描かれました。
てか、やっちまったな~!という感じでしたね。
タイトルが「本能寺が変」なのに、本能寺の変は直接やらずに、家康の伊賀越えがメインだったっていう。
まさかここにきて桶狭間の轍を踏むとは思いませんでしたよw
まぁこのドラマでは、あくまで信長は脇役ではあるんですけどね。
何か消化不良気味ですよね。
そして、信長が徳川家を滅ぼすために、手勢を連れずに家康とその重臣たちを京都に呼び出した
というのが光秀の言い分でしたが、どうやらそれは家康に信長暗殺の片棒を担がせる嘘だったようです。
信長は本心から家康の饗応に感動し、垢抜けない家康のため、きらびやかな京都や賑わう大坂、
そして自分が趣味としている茶道具を見せたりしたかったのでしょうね。
でなければ本能寺で家康への土産を選んだりはしないでしょう…。
家康を饗応中の光秀を殴ったりと、気の短さは目立ちますが、彼がその時言っていたように、
本当に頼りにしているからこそ、自分の本心をなかなか察しない光秀にイライラしてしまったんですね。
ある意味損な人です。
秀吉のようにプライドが低く常識にとらわれず空気を読むような人物でないと御せないのでしょう。

▼久々の再会
一方の直虎は、万千代に頼まれたため右往左往し、海路による退路を確保しようとしますが、
結局家康は陸路をとったため、彼女の苦労は徒労で終わってしまいました。
まぁ実際にこんなことはしてないだろうから、どうでもいいですがw
あくまで家康が光秀と通じていて、本能寺の変が起きるのを知っていたという前提のお話ですからね。
次回最終回だからか、久々に龍雲丸が登場。うん、老けてないなw
最近のドラマはあまり老けメイクをしないので、ヅラなんだからせめて白髪でも混ぜればいいのにと思ってしまいます。
堺から三河に行くのに、どこにも寄港せず行ける船をポルトガル人から借りるため、
多額の金と直虎の体まで要求されてしまいますw
この時直虎は恐らく40代なので、いくら西洋人から見ると日本人は年齢不詳とはいえ、
遊び女の代わりはどうかなと思いますよw
結局それは、自分に会いに来てくれたと思った直虎が、所用ばかり優先するので拗ねて、
直虎を困らせてやろうと仕組んだ悪戯だったわけですがw
これってちょっと女々しいですよね。
男はもっとドーンと構えてないと!
てか、自分からは直虎に会いに行くことはなかったんだから、お互い様だと思うけどな~w

▼伊賀越え
伊賀越えは、かなり少人数で行われたように描かれていましたが、実際は40人近くいたようです。
万千代が同行していたのは本当です。
そのうち家康の手勢は34人なので、戦える人数ではありませんよね。
伊賀越えに同行した穴山信君は、別名の穴山梅雪という名でも知られてますね。
この人は家康に同行しながらも命を落とした人物で、その最期には諸説あるようです。
家康に暗殺されたというのも、あながちありそうな気もしますけど、
あまりそういう話が伝わっていないのは、江戸時代が長かったため家康の悪口を言うことができなかった、
もしくは家康がこの時穴山を殺す動機が薄かったからではないかと思っています。
スイーツ大河で知られた「江」では、なんとお江が伊賀越えに参加するという
とんでも展開になってましたが、さすがにこちらではそこまでしなかったようですねw
ただ変なところで直虎や龍雲丸が動いてましたけどね。
龍雲丸が芝居をしているところに、常慶がやってきて、穴山をごまかすため
徳川家全員が猿芝居をしたところは、なんだか笑ってしまいました。

▼最終回「意思を継ぐ者」
もう1回くらいあるかなと思ったら、次回が最終回でした。
まだ万千代が全然活躍してないですが、実は直虎の寿命が迫ってきてるんですよね。
だから前後編に分けて前半直虎、後半直政を主人公にすればよかったのに…。
これからって時に終わりますよね~。
元ネタはジェイムズ・P・ホーガンのSF小説「星を継ぐもの」だと思います。
最後までブレずにパロりますねぇ。
ちなみに以前あったサブタイ「女にこそあれ次郎法師」は、直虎を主人公とした小説のタイトルで、
このドラマの脚本を書く時に、参考にしたもののようです。
もうそうそう直虎がやったことなんてないし、逆に万千代はこれから大活躍するので、
どのような終わり方にするのか、しっかり確かめたいと思います。
できれば直政を主人公にしたスピンオフが見たいなあ…。




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