奥様は、取り扱い注意 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/11/24 17:20:15
奥様は、取り扱い注意 #8「ホームパーティー」
日テレ 水曜夜10時~
▼社会派サスペンス
今回は、政治家絡みの社会派サスペンス風でしたね。松本清張的なやつ。
日本で松本清張が大ブームになった昭和の後半期、本格ミステリーは下火になっていましたが、
僅かに残った本格ミステリー作家に影響を受けた若い作家たちが、新本格派と呼ばれ台頭するようになり、
それまで大人の世界だったミステリーが、漫画化、アニメ化することで子供にまで膾炙されることとなり、
現在は本格も社会派も何でもありのミステリー円熟期となっています。
このドラマの場合、手がかりを提示して犯人を割り出すのではなく、力技で解決に導いているので、
ミステリーというよりサスペンスと言った方がいいですけどね。
頭から話が逸れましたが、今回の敵はなかなか手ごわかったですね。
狭い家の中の廊下での戦闘。
これはさすがにスタントほとんど使えなかったんじゃないかと思います。
初期の頃から比べると、かなりスピードのある格闘アクションで、なかなかよかったですね。
あそこだけ見ると本当にアクションドラマみたいでした。
▼伊佐山家
今まで人のよい夫でしたが、前回菜美に嘘をついていたことがわかった勇輝。
今回は初めて、裏の顔をちらっとだけ見せましたね。
自宅に忘れた財布を取りに帰り、閉めたはずのベッドルームの扉が開いているのに気づいてから、
扉を開け不審者に襲撃された時の勇輝の顔は、まさに殺し屋の顔でした。
そして不審者が繰り出した2発のパンチをいとも簡単に腕でブロック。
怯んだ不審者に、これではいけないと思ったのでしょう、わざと顔面にパンチを食らいましたね。
あの顔面パンチだって、慣れてない人なら気を失うレベルだったのでしょうが、
瞬間的にダメージを最小限に抑えたんでしょうね。
不審者は、こいつはまともに戦ってはいけない相手だと、勇輝がダウンして見せたのをいいことに、そのまま逃走。
あの短いシーンに、よくこれだけ詰め込めるなってくらいの要素が詰め込まれてましたね。
菜美は人が嘘をつくのが分かってしまうらしく、今回勇輝の後をつけましたが、普通に会社に行ってました。
私が前回の感想で書いたように、もし勇輝が公安なら、別の人物になりきって潜入捜査をしているのだと思います。
勇輝の場合社長ですから、潜入というよりも捜査のために会社を立ち上げ経営を任されているのかもしれません。
そこまで大掛かりな潜入となると、一体何を相手にしているのかが気になってきますね。
まぁ、勇輝=公安という私の仮説が正しければ、の話ですが。
▼大原家
夫の啓輔の束縛が強くなり、それに反発する形で、いけないと分かっていながら、どんどん若い男に傾いていく優里。
あんな歯が浮くようなセリフを真に受ける方が間違ってますね。
優里は大学を卒業してすぐ家庭に入ったから、男性にもトゲがあることに気づかないのかな。
広末も若い時ならいざしらず、すでに劣化が始まっていますので、
熟女好きな男でない限り、相手にされないと思いますね。
そして若い男性に熟女好きって極端に少ないw
その現実に気づけ!って思っちゃいますけどね。
こちらは次回、謎の男・横溝に脅されるようになるみたいです。
▼佐藤家
京子はどうやら夫が浮気していると確信したようです。
こちらはまだ具体的な行動に出ていないようですが、一体何をするつもりやら。
最近本田翼の目の隈が酷く、前回特に酷くて、今回は化粧で隠そうとしていましたが隠し切れず。
マネージャーに注意されるほどドラクエXにハマっているとの噂ですので、
そのせいかなとも思いますが、今の心情に合っていて、不自然ではないですねw
でもやっぱり彼女にはきれいでいてほしいなと思います。
▼掌中の正義
ご町内の騒ぎを鎮めるために動いた菜美ですが、結局手に入れた政治家の不正の証拠を
小雪を通じて世間に発表してしまいました。
私も入手した音声ファイルを拡散すればいいじゃないと思って見てたんですが、
厚労省でしたっけ?そのHPをクラックしてファイルを貼り付けたのはまずかったですね。
小雪のことなので抜かりはないと思いますが、ちょっとやりすぎだったと思います。
どうせなら複数の動画サイトにアップして、あちこちの掲示板にリンクを張ればよかったんですよ。
これだと発信元の特定がより困難ですからね。
また義憤にかられた名もなき戦士たちが、ツイッターなどで勝手に
あちこち拡散してくれるでしょうから、さほど手間もかかりません。
そして、このせいで菜美に危機が訪れるんですよね。
まぁ、空き巣を装っていた犯人が、菜美の顔をバッチリ見てますからね。
獄につながれてるとはいえ、蛇の道は蛇、外と連絡する手段はあるでしょう。
菜美、同じく身分を隠している勇輝に比べると、ちょっと警戒心が薄いと思いますねぇ。