Nicotto Town



検査前に準備で大パニックを起こした息子 ②


その後、一旦 院外へでてファミレスで食事。
そして再び病院へ。
脳外科の受付に寄り、院外へ持ち出せない呼び出し端末などを受け取り
主人と息子とレントゲン室の受付を済ませ待合コーナーで待っていました。
30分ほどして呼ばれ、レントゲン室内でズボンだけ履き替え撮影。
無事終了。
会計を済ませ、院内処方窓口でお薬を受け取り帰宅しました。


夜になり息子が就寝して後、パニックの様子を主人から詳しく聞きました。
精神科へ私が向かった後、てんかんの手術をして下さった先生のおひとりが
診察室で機械を使って電流を停める作業をしようとした時にパニックが始まった
そうです。
診察室へ始まる前から息子の様子は少しずつおかしくなっていたので
主人は先生の顔をちらっと見て「若い先生だな」と思ったぐらいで、その後はずっと
息子の方を気にしながら見ていたと。
名札も付いてないから先生の名前もわからなかったし、手術していただいた先生だと
気が付きもしなかったとのこと。
(息子の様子を気にするあまり、そこまで気が回らなかった)

息子は体を硬直させて椅子からずり落ちそうな感じになったそうですが
「あぁ…これは発作ではないですね」と即座に言ったそうです。
(本当の発作ではないと言う意味だったと私は解釈しています)
電流を上げる時と同じ機械を当てて電流の流れを停める作業をしようとしたら
息子が強い力で抵抗して(胸に機械を当てさせないように?)当てるべき場所に
機械を持っていくことが出来なかったそうです。
主人がずり落ちそうな息子の体を支えつつ、看護士さんと抵抗する動きを制しさせようと
試みましたが出来ず…。
PHSで看護士さんが
「すぐ、誰でもいいです!応援お願いします!」
と応援依頼を出し、もうひと方看護士さんが来て3人がかりで押さえたそうです。

その間
「電流を停めてその間に何かあったら誰が責任を取ってくれるんですかぁぁあ!!!」
と暴れながら叫んでいたそうです。
腕と足を動かし暴れていたので
「父さんのことをいくらでも叩いても蹴っ飛ばしてもいいから」
と、主人はずっと話しかけていたそうです。
何度も叩かれ蹴飛ばされたようですが、主人と一緒に押さえて下さっていた
2人の看護士さんの事は決して叩いたり蹴飛ばしたりはしなかったと。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔を看護士さんがディッシュで拭きながら
「そうだよねぇ、不安だよねぇ。たー君が一番がんがってるよねぇ。
 偉いよねぇ」
と、声をかけてくれていたそうです。

「俺たちが考えている以上にわかってるんだと思うよ、たー(息子)は。
 それに成長してるんだと思う。
 看護士さん達のことは絶対に叩いたりしなかったしね。
 俺の事はかなり叩いたし、蹴飛ばしたけれど。
 いやぁ、力が強くて…痛かったけどね。
 それも電流を停められるということが不安で不安で仕方なかったからだと思う。
 そりゃそうだよなぁ。
 
 電流が停まっている時に発作が起きでもしたら自分はどうなるんだろうって。
 俺たちが思っている以上に発作に関して何かを感じているかもしれないし
 実際、体が感じるものは色々とあるんだと思う。
 ここ最近、発作が多かったのも今日の検査が不安で、それが影響してたのかも
 しれないよなぁ」
と。

10月31日に電流を一段階上げてもらってから1週間ほど発作がない日が続き
今回は調子が良いなと思っていた矢先、11日から連日3~4回発作があり
「どうしたんだろう…」と主人に伝えていたんです。
たまたまだったのかもしれませんが、もしかしたら検査への不安から
発作が増えていたのか…。
ちなみに、6日ぶりに朝の発作はありませんでした。

手術後、定期的に電流を一段階ずつ強くしてきた息子。
完全に発作を抑えることは出来ないけれど、生活は格段にし易くなりました。
でも検査の為に完全に電流の流れを停めるという作業をすることについて
何度か説明をしてある程度理解してもらっていた気になっていた私ですが
息子が感じる不安の大きさに私は鈍感だったと気が付きました。
寄り添っているつもりでいて寄り添えてなかった…。

今までも小パニック中パニック大パニックと通院時には色々とありました。
付き添うのはいつも私ですから、どうにかこうにかやってはきましたが
昨日のパニックの時に私が付いていたら、何が出来たんだろか。
そんなことを思いました。
かなり大騒ぎだったようですから、診察室の外の待合席にも聞こえたんだろうな…。
そう言うと
「そうだろうな、聞こえたと思うよ。
 でも俺はそういうの全く気にしないから」
と。

気にしても仕方のないことだから気にしない…。
そんなところなんだと思います。
でも、私だったら息子のパニックに対応しながらも「きっと外に聞こえてるよな」
なんてことを考えてるんだろうな…。
修羅場中にそんなことが頭に浮かぶ自分が情けなく思えて…。
『息子以上に自らがもっと強くなれ』と、自分に向かって言い聞かせてます。

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2017/11/18 09:12
> たまごさん

ありがとうございます^^

初めての検査などは事前に色々と想定して対応についてもぼんやりと考えるのですが
自分も息子と一緒に初体験することばかりなので、想定外の事は必ずや起こります^^;
それをどう切り抜けるか…。
スリリングですね。
言い方を変えると、かなりのストレスです^^;

対応や事前準備に失敗したと思う事は次の検査の時に同じ失敗はしないように
気を付けますが、息子の精神不安の度合い次第でパニックの状態も違ってくるので
毎回がスリリングです^^;

こうした経験から私の適応能力も少しばかり上がっていると良いのですが。
いずれは私が側にいなくとも…と言いますか、側にいられなくなるでしょうから
他の方の付き添いで検査が受けられるようになっていないとならないんですけれども^^;
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2017/11/18 00:18
息子さんの不安や理解は、ご主人がおっしゃるとおりかと思います。 
閉鎖的な検査室自体がすでにストレスの対象だったでしょうし。
でも、しのみぃさんは十分息子さんに寄り添えていると思います。
医療機関の専門のスタッフがついても、しのみぃさん以上の対応やアドバイスはできないとでしょう。
これ以上は現実の対応の中では難しい分類になってしまうので、無理はされないで下さい。
そのままのしのみぃさんが、一番息子さんが安心して側にいられるのかもしれない、と感じています。
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2017/11/17 10:57
> トシさん

ありがとうござざいます^^

息子が理解しやすい言葉を選んで何度か説明しましたが
「電流を停止して検査をする」という部分だけが息子の中ではクローズアップされ
不安を払しょくさせることは難しかったのかもしれません。

百聞は一見にしかず…と同じように、成功体験を1回しない限り息子の不安は
解消されることはなかったのでしょう…。
ですから無事検査が終えられて本当に良かったです。
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2017/11/17 10:53
> ひーにゃんさん

ありがとうございます^^

検査や治療は避けて通れないものですから本人に受けてもらうしかないんですが
少しでも精神的、そして身体的な苦痛が軽減出来ないかと、いつも考えています。
気休めにしかならない言葉がけも、どんなタイミングでどのような言葉がけなら
より効果があるのかな…とか。

何度も受けている検査も息子は慣れることはないので、こうした対応はずっと続くのでしょうが
いつまで付き添ってあげられるのかな…と、最近は思う事が多くなりました。
ですから負の経験は出来るだけ少なくしてあげたいと思っています。

ケーキですかぁ^^
いいですねぇ♪
12月は息子の誕生月ですし、クリスマスもありますし…ケーキのオンパレードです。
病気の後遺症で肥満体系&コレステロール値が高めなので、ケーキは来月まで我慢ですが
今年はケーキを作ろうかと息子に話してます^^
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2017/11/17 10:47
> ピンクうさぎさん

ありがとうございます^^

とーても辛いです^^;
だから書きました。
気持を吐き出して少しでも自分を楽にして…。

また、書き出した内容を読み返しすことで咀嚼する感じになるんです。
ブログを書いている時は時系列以外はあまり考えることはなく
感じたままをアウトプットする感じです。

ですから書き終わると気持ちも楽になり、自分の気持を「こう感じてたんだね」と
ある意味、客観的に見ることが出来ます。
そして気持ちの整理がある程度出来ます。

それにブログにコメントをいただくことで癒されたり、気付かされたり、元気がもらえたりと
自分にとってプラスなことばかり…。
皆さん気遣って下さってのコメントなので非難されることがないから書き込めますし
気持が楽になれるんです。
そしてまた…歩き出せる^^
そんな感じです。

だから心配しないで下さいね^^
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2017/11/17 10:41
> ポポロさん

ありがとうございます^^

5月に手術してから発作の回数や程度を軽減が出来るようにと
毎月のように電流を1段階ずつ強くしてきたのに一時的とはいえ
電流の流れを停止するということは、息子にとっては生命維持装置を
外されるような思いだったのかもしれません。
主人と話していてそのような話になりました。

丁寧に何度か説明しても、今回の検査は私たちも経験したことなく
また、息子にとっても初めての経験でしたからパニックを起こしてしまうのは
そうなる運命だったのでしょう…。
今までもそうでしたから仕方のないことと思っています。
(本当はそうならないようにしてあげたかったですが)

でも、検査は無事に済みました。
先生、看護士さん、MRI技師さんやそこで働くスタッフの皆さんの連携プレーのお蔭です。
私は現場を見ていませんが、主人が何度もそのように言ってました。
検査が出来なかったり途中で中断してしまっていたら次の検査の時に
もしかしたらまた同じようなパニックを起こしてしまうかもしれませんが
「検査が出来た」という経験があるので、次回はこれほどまでのパニックはないと思っています。

まぁ…。
あったとしても私達も今回よりは上手に対応できるかな^^;
2度目なので…。。。
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2017/11/17 10:32
> かなたさん

ありがとうございます^^

主人が言っていたことはかなたさんが書いて下さったことと同じ事なんだと思いますが
本人にしかわからない体の不調を感じているのかもしれませんね…。
本人も気が付いていないのか、気が付いていても周囲に伝える術がないのか…。
小まめに伝えられれば不安も軽減されるかもしれませんが、息子のとってはその辺りは
とても難しいことの一つだと思います。

あまり褒められて育った記憶がないので、私自身の人を褒める事が上手じゃないかもしれません。
子ども達の褒めて育てたという記憶がないので、申し訳ない思いです。
息子を育てていくうえで「ペアレントトレーニング」という関わり方の方法(?)を学んだことがありますが
あまり上手に出来た記憶がなく…です。
ついつい負の行動を注意し、ちょっとした良い行動を見逃さず褒めるということが苦手なのかなぁ
私は…。

自分もそうですが、褒められると嬉しいですものね。
これからは褒めることを意識して…^^;
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2017/11/17 10:25
> はなとりさん

ありがとうございます^^

主人も私も腫瘍が大きくなってない事を祈ってました。
検査結果を聞くまで不安でしたが、腫瘍は取れる分しか取ってないので
今現在も頭の中にありますから、今後どうなるかの不安はあります。
大きくなる可能性の高いので、どうかどうか…大きくならないでと
願うしかありません。

今後の治療方法は放射線治療だと言われていますが
治療を受けた後の副作用や後遺症のことを考えると不安です。
治療を受ける側の負担が少しでも軽くなるような新たな治療法が
生まれてくれるといいな…。
そう願ってます。
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2017/11/17 10:21
> さゆたまさん

ありがとうございます^^

こども医療センターには障害のあるお子さんがたくさん来院してますが
一般外来の方では身体障がいのある方や精神障がいの方かなと思われる方は
お見かけしますが、一見して知的に障がいがある方はほとんど見かけません。
精神科の待合席でお見かけするぐらいです。

ですから息子のようにパニックを起こすような場面は稀(と思われる)なので
私からすると目立ってしまって切なく思う事は多々あります。
そういう時に浴びる視線って結構冷たく感じて…だから尚更にそう感じるのでしょうね…。

逆に子ども医療センターにかかる年齢を超えても通い続けている方も多く見られます。
小さい時から診察してきた先生がいらっしゃる場合は尚更心強いでしょうし
気心が知れていて楽なのでしょう。
それに一般外来より精神的に楽なんです、周囲の目がそれほど冷たく感じないので
付き添う側としては。
それが子ども医療センターの患者数を押し上げて、待ち時間が長くなる要因の一つに
なっている可能性もあるのかなぁ。
本当に待ちますもの…。

一般外来も知的に遅れのある患者がもう少し楽に通えると良いな…と思ったことがありますが
付き添う親がパイプ役になり、患者である息子が少しでも楽に受診できるようにしてやるしか
今は方法はありませんし、思い付かないんですけれども…。
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2017/11/16 19:26
 たー君とお呼びしたらいいんですね!ご主人が仰るように、また小パニック~なんて発言から、かなり順序立てて科学的に認識に優れているのかもしれません。いつも流している電流がいくつで、それを止めて検査する、その検査でどのくらいの電流が・・・なんて説明をすらすらと納得できるのかもしれません。検査はたいへんだったそうですけれど、すごい発見なのかも!
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2017/11/16 15:44
しのみぃさん 
ご主人がいてくれて心強かったですね
息子君は
とても怖かったのね・・・不安で怖くて辛かったのね(´;ω;`)ウゥゥ
それでも 頑張って笑顔で検査が済んで良かったです(◡‿◡*)♡
腫瘍も大きくならなくて 本当に良かったです(*^▽^*)
大好きなケーキをあげてたくさん褒めてあげてくださいね(⌒∇⌒)

どうか心穏やかに ご自分の事も大事にしてね(◡‿◡*)♡
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2017/11/16 15:02
しのみぃさんが
ものすごく自分を責めている気がして
読んでいてつらかったです。。。
書くことによって少しは気持ちも落ち着いたかなと
思いますが、いかがでしょうか?

たーくん、頑張りましたよね^^
アバター
2017/11/16 14:35
息子さん、頑張りましたね^^
旦那様も素敵です。

埋め込んだ機械で生活しやすくなったと実感があったからこそ、不安だったのでしょうね。
本人も理解してたつもりでもやっぱり恐怖感があったのだと思います。
無事検査できてよかった^^ そして、腫瘍も大きくなってなくてよかったです。

しのみぃさんも旦那様も息子さんも本当にお疲れ様でした!
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2017/11/16 13:48
息子さん、怖かったんですね。

寛解していても、不安感がすごく強いときというのはまれにあって、そのときはほんとに急に、動きたくなかったり話したくないくらいになるんです。コントロールする方法も勉強しましたし頓服も飲みますから、自分は少しじっとしていれば戻れるんですけど(人にもよります)。
その状態だったとしたら、とてもつらかっただろうと思います。

でも、たぶん一度乗り越えたことは、次は大丈夫だと思います。
乗り越えられたことをたくさんたくさん褒めてあげて、「もう怖くないね^^」って言ってあげてください。

しのみぃさんご自身が気にされるのは、情けなくなんかないですよ。
気になるのは普通のことだし、何よりお母さんが子供さんの盾になって肌身に受け止めてこられたからです。
ご両親もがんばっておられます。
ご主人を、自分をもっと褒めてあげてください。
しのみぃさんもご主人にいっぱいいっぱい褒めてもらってください^^
それが、皆を強くしますから^^
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2017/11/16 13:23
息子さん頑張ったね・・・不安の中、本当に頑張った。
そしてしのみぃも、旦那さんも本当に本当にお疲れさまでした。
腫瘍が大きくなっていなくて良かったよー
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2017/11/16 13:08
頑張りました、息子さん。
自分の不安を言葉に表現するのって、普通の人でも難しい。
その痛みを受け止めた旦那様も頑張りました。
しのみぃさんが、「聞こえてるだろうな」と思ってしまうのは
母親として、今まで一生懸命、世間と戦ってきたためだと思います。
冷静に客観的に見てしまうだけの事。
感情を出せたのは、良かった事だと思います。
きっと、爆発して落ち着いたんじゃないかな、息子さん。
十分強いよしのみぃさん。大丈夫。



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