Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌972号

   宇宙の浮遊物。
 大は小を兼ねる。視野は、広い方がゆとりができる。小さいことにクヨクヨしなくなるからだ。視野を広げて物事を考えろ。悩んだり、鬱になったりすると微細なことが気になって、なかなか前に進めなくなる。こんな場合、考え方を変えることによって視界が開けてくることもある。例えば、家⇒街⇒都市⇒会社(学校)と繋がって生活があるが、この次に地球⇒宇宙と概念を広げていく。夜空を見上げていると涙がこぼれることもあるだろうが、自分は地球という宇宙の欠片(かけら)の上に立って浮かんでいるだけではないかと、大きく気持ちを膨らませてみるのも、無駄なことではない。気分が和らげば、気持ちがおおらかになってくる。

 人間は物質的に生きている。食べなければ、死んでしまう。だが、食べる以上に人間は精神的に生きる生物なのである。人間の五感は独自なものと思ていたが、そうではなくて昆虫にも人間と同じように五感があって、この五感機能が数億年前からあって、昆虫と人間が分化していったと朝のニュースが伝えていた。学者さんは凄いことを追求しているものだと感心した。地球の神ではなく、宇宙の神が微細な物性の習性として五感という反応物を準備していたことになる。ということは、この広い宇宙界において元素という物質が形成されれば、五感は生まれるシステムになっているということである。

 ただし、五感ができても、これを、どのように相互反応させて脳の中で組み立て蓄積していくかは個体の進化次第であろう。人類は他の生き物よりも努力を積み重ねて知恵を蓄えてきた。この成果が現代の人間社会である。ところが人間同士が喧嘩をしたり、戦争したり、脅かしたり、殺人を犯してみたりで、まさに混沌とした状況を人間自らが巻き起こしている。いがみ合い、憎しみ合い、これらは五感から出発している。五感という機能が、安心、安全、平和、健康、繁栄を目指して働けば、相互不信も解消されるだろうが、これらの完遂を妨げているのが人間の欲望である。五感は悪しき欲望を生み出した。五感と欲望、これが宇宙の欠片の中で渦巻いているのだ。星を眺めているだけでは、やっぱり解決はつかないか?独り言。




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