おんな城主 直虎 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/11/06 17:09:36
おんな城主 直虎 第44回「井伊谷のばら」
NHK 日曜夜8時~
▼寝所での手柄
今回は、万千代と万福が初陣の最中に曲者を捕まえて手柄を立てた話と、祐椿尼の晩年、
そして万千代が1万石の知行地を賜り、井伊家を継ぐかどうかというお話でした。
まずは最初の20分で、万千代が大手柄を立てた話が鮮やかに描かれました。
薬棚の扉の紐の結び方で、曲者が忍び込んだことを見破ったのは本当に見事でした。
万千代はプライドの塊のような男で、そばにこんなやつがいたら大層ウザいだろうなと思わせるのですが、
それ以上に実力もあるんですよね。
洞察力、忍耐力、戦闘力を兼ね備えた、戦国時代に生まれるべくして生まれてきたような男です。
しかし今回は色小姓になったことが家中に知れ渡ってて笑えましたねw
自分でその道を選んだのに、他人にあれこれ言われると腹が立つんですねw
今回も笑わせてもらいましたよ。
特に寝所で手柄を立てたと噂が立ち、見事な槍をお持ちのようでとか言われてたところは、
大河らしからぬ下ネタで、爆笑物でしたねw
▼化け物和尚
今回、長い間影で直虎を支え続けた母の祐椿尼が死去しました。
心臓を患い死んだとのことでしたが、私思ったんですけど、南渓っていくつなの!?
南渓は直虎の曽祖父・直平の息子。直親の父・直満と兄弟でした。
実は直虎の父・直盛と、直平の間に直宗という人物がいたのですが、若くして亡くなり、
ドラマにはまったく出てこず、キャストすら当てられていませんでした。
この直宗が長男で、直満が次男、南渓は三男だったので家を継ぐことはないだろうと、
若くして寺に入れられたということでしょうかね。
おとわが今40前後でしょうから、その祖父の弟となると、年齢差を考慮しても、かなりの高齢ということになります。
恐らく最初に出てきた頃は40代くらいだったと思うのですが、60代の小林が演じているため、
最初からじいさんに見えていたから、いまだに生きているのが不思議に思えるんですねw
そういえば直平も長生きしましたから、この一族は長命の血筋なんですね。
直盛、直満、直親あたりは戦死や謀殺されているので、きっと何もなければ長生きしたんでしょうなぁ。
▼宙に浮く井伊家
寝所の活躍wで、初めて知行地をもらえた万千代。
しかもいきなり1万石ですから、小さいながらも大名クラスですよ。
そして元服をすることになるのですが、その際井伊家を継ぐかどうかが問題になりました。
死を直前に、祐椿尼は万千代を井伊谷に招き、おとわと会わせます。
万千代はおとわから井伊家を継ぎ、家を再興し、井伊谷を領地としたいと考えています。
しかしおとわは、近藤の支配の下、家の再興をあきらめた自分の意見を聞き入れてもらいながら、
井伊谷を守っているという現状を是としていて、万千代とは相容れません。
秀吉のように、新たに家を作ってもいいんじゃないかと思うのですが、
万千代は代々井伊谷の領主であった井伊家を再興することに、かなり執着しているようです。
万千代を育てようと、おとわがいろいろやった小細工が裏目に出て、
万千代はおとわに不信感を抱いており、話し合いは完全な決裂で終わりました。
ただ外から見る分には、古くからの井伊家を継ごうが、新しい井伊家を興そうが、どうだっていいですねw
この件に関しては、あまりハラハラせずに見られると思います。
▼魔王のいけにえ
今回の「井伊谷のばら」は、誰だったかどこかから野バラの苗をもらってきて、
祐椿尼の庵の庭に植えたからなんでしょうか。
咲いた花を見ると、野バラというより椿に見えたんで、混乱しました。
で、次回は前々から言っている、瀬名と信康にふりかかる悲劇がついに描かれるようです。
サブタイは「魔王のいけにえ」。
ピンとこなかったけど、「悪魔のいけにえ」のパロなんでしょうね。
悪魔のいけにえは、リア充をレザーフェイスという殺人鬼が次々とチェーンソーなどで殺していくスプラッタホラーです。
私は基本スプラッタもホラーも嫌いなんで見たことはないですね。
何が面白いのかさっぱりわからない…。
あと、チェーンソーを使う殺人鬼を生み出した映画でもあります。
13日の金曜日のジェイソンは、チェーンソーを使ったことがないそうですねw
チェーンソーとホッケーマスクという象徴的な要素が合体した殺人鬼のイメージってことですかね。
ま、ドラマの内容とはあまり関係ないと思いますが、考えてみれば信長は、ジェイソンや
レザーフェイスよりもずっと多くの人を殺してますね…。