今回のカテゴリは「グルメ」

「グルメ」カテゴリで
ケーキのイチゴはいつ食べるかについてブログを書いてみよう
ですって。

それはまた。深遠なる、永遠のテーマですね。（何処が？）


結論から申しますと。
わたしは、ケーキのクリームの上に飾られている苺は、真っ先に食べます。
メロンが一緒に載っていましたら、苺よりもメロンの方が先かしら。
栗ですと、最後の方まで取っておきますかね～。
林檎も最後の方。
蜜柑でしたら確実に最後。
キウイフルーツは、まあ、後のほう。
葡萄は、むむむっ……中くらいのタイミングで、かしら。

つまるところ、わたしは、嫌いな物は先に片付け、好きな物は最後まで取っておく性質です。
食物に関しましては。
（メロンや苺が好きな方、なんと言いますか、その、ごめんなさい……。）


これって結局、幼少期の食卓環境が多大に影響すると思うのです。
わたしは3人きょうだいの長子。わたしの世代としましては、きょうだいの数は多い部類に入るのかしら。
そして……母は、毎食のお料理を大皿でぽんと出すようなことはせず、
予め銘々のお皿に取り分けて食卓に並べる人でした。今でもそうです。

大皿から各人が取り分けてお食事する環境下ですと、生存競争は熾烈なのでしょう。
好きな物はさっさと自分の胃袋に納めてしまわないと、目の前から無くなってしまのではないでしょうか。
そして、あわよくば、嫌いな物は敬遠していると、誰かがいつの間にか片付けてくれるかもしれません。

着席したときには既に自分の割り当てが定められている環境下では、生存競争は勃発しません。
嫌いな物は自分が責任持って片付けなければ、いつまでも視界の端に鎮座ましましています。
反対に、好きな物はいつまでも、自分の物です。心ゆくまでその存在を慈しむことが出来ます。

社会に出て生き延びることを考えますと、
多分、大皿主義（？）で育った方が適応がうまく出来るのではないか、と思うのです。
人生という名のお食事時間は、メニューを完食する前に終わっちゃうとも限らない、物騒なシロモノですから。


さて。
ケーキに載っている苺を美味しいと思えず、
家では家族に譲り、
外でどなたかとおやつを共にするときに不幸にも出くわしてしまうと
殆どフォークを握るのと同時に片付けてしまうわたしですが。

伯母の家で苺を頂いたことがあります。
ご近所の農家さんが丹精していて、畝を何ヶ所かに区切り、出資者を募って、
契約した方は自分の区画に実った苺ならいつでも自由に収穫して良いという物でした。

上記のとおり、わたしは苺が苦手です。
でも、出された物をお断りする訳にはいかず。

うわべは平静を装って、でも内心では恐る恐る口にしてみますと、
この苺は美味しかったのです。とっても甘くって。
ごつごつ、ぼこぼことしたグロテスクと言っても誰も怒らなさそうな形に、
深紅と言うよりは赤黒い色合いの、
お世辞にも見てくれは良いとは言えないシロモノでしたが。

大人になって幾星霜。味覚が変わったのかな～？
……と、家でケーキを頂く機会があったとき
（1年のうちのどのタイミングなのかは、
　半年以上ここのブログを読みにきて下さる方にはご想像のとおりです）
に苺も載っているケーキに挑戦してみました。

結果は惨敗。
こちらの苺は綺麗な円錐形をしているのですが、お味は昔食べた苺にそっくりの酸い物でした。
なるほど。これは飾り付け用の品種なのですね～。きっと。

苺ジャムは全く平気なのに、苺のショートケーキの苺が苦手なのは
この辺りが理由かもしれないと思った、ン年前の誕生日のことでした。


おまけのお話。

苺ジャムは平気なのに
を
苺ジャムは兵器なのに
と変換する我がパソコンのMS-IME。
一体どんな兵器なのよ……。
封印を破って使用しちゃうと、あたり一面真っ赤に染まっちゃう危険なシロモノなの？

もう、何度も言ってますけど。
経費で落とせる身分になったら、どこか日本企業が開発したFEPを導入してやるんだからぁ～っ！
（泣きながら去る）