小説あらすじ「平行世界 本編番外編」
- カテゴリ:自作小説
- 2017/10/15 21:03:59
本編と言いながらなんで番外編やねん、というツッコミが入りそうですが、まあ、シノも大国争いに巻き込まれている被害者なので、必要かなということで。
「カルマキル雑技団」は途中までココで公開して止まっている小説でもありますしね。
文章的に気に入らなくて校正途中で…データはどこ行った??
また探すなり、紙媒体を見ながら打ち直したいと思います。
本編番外編 カルマキル雑技団
学術の国カルマキルの第2の城。
王子のシーフィラノが過ごす城の城下町に、シーフィラノが私用で作った密警団があった。
そこに入ったばかりのセディことセラーノは城下町で定着しているサーカス団の娘。双子の妹セリーナは舞台に立っているが、彼女は数年前に舞台で怪我をしてから裏方として働いていた。
密警団の代表はキバと呼ばれる青年。
シーフィラノことシノとは幼い頃からの知り合い。
実は国の重臣の妾子で、正妻に母子共に王都を追われていたのだが、シノに助けられた過去がある。
普段は第2城下町の警備隊として普通に働いているケーノサ。サーカス団のセリーナ姉妹とも幼馴染なのだが、セリーナが密警団に入ってきたのをよく思っていない。というよりも、キバとケーノサが同一人物でシノの影として動いていることを彼女には伝えていないからだ。
シノが命を狙われるという事件が起き、密警団は捜査に乗り出す。
使われていた刃物はヤ国製。量産はされているがカルマキルではあまり出回っていない製品であるため、その辺りから調べていくうちに絞り込んだ家にセディが潜入捜査。
密談を聞いたセディは怪しげな男に矢傷を負わされ逃げるが、追尾され捕らえられそうな所を助けたのが警備隊であるケーノサ。
慌てる彼女に密警団としての“キバ”として対応、傷の毒で意識を失った彼女を看病して、キバとしての自分自身を彼女に打ち明けた。
シーフィラノを再び襲う計画を掴んだ密警団はわざと隙を作って賊を誘い出した。
彼らはシノを守っている魔導の結界を崩すというやり方で侵入を図ってきた。
それは、シノが数年間原因不明で眠りについていた原因を知っているという証だった。
結界が壊されてもシノが眠らないようにと念を入れていた魔導のお蔭で賊を退けた。
魔導の異変を感じとって駆けつけたエイーナだったが、賊の魔導士は殺害されて、詳しいことを聞くことができなかった。
しかし、一連の事件はヤ大国に関係があることがわかってきたのだった。
密警団メンバー
ケーノサ
シノの幼馴染 普段は警備隊員
フェリエス
シノの近衛騎士 精霊の声が聞ける
ヴェーキ
機械技師
ラミーノア
占術師 普段は女装
ミール
商家の娘
セリーナ
雑技団の娘 ケーノサの幼馴染
シノがセリーナを密警団に入れた理由として、献身的に命をかけて尽くそうとするキバのブレーキ役として彼に大切な人を作って欲しかったから。
番外短編「WANTED」
アルカディアの血筋
本名はディア=アルカ
親の形見である1本の剣を調べてみると、柄に隠れた刀剣の先に紋章が入っていた。
ルクウート国の貴族。優れた武官を輩出しているアルカ家の紋章。
20年ほど前に、家出をして行方不明の娘が一人いた。彼女は家が決めた婚約者から逃げ、アルカ家お抱えの刀剣匠の若者と駆け落ちして行方をくらましていた。ディアの持っていた剣は母の家へ納めるために父が鍛えたものだった事が判明。
シノとの婚約も認められるようになった。