Nicotto Town


プチ創作家の日記


巣窟『白露』

白露


夜空を走る虎が
雲の中を駆けて行くたび
地に向かっていく光が
唸りをあげて降ってくる

布団を被って知らんふり
日が昇るのを心待ち

朝が来て外に出てみれば
見下ろした花壇に
朝日に照らされ
朝露が光っていた





*****
雷ばっかり鳴って神経ささくれだった。

#日記広場:小説/詩

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2017/10/02 07:02
「夜空を走る虎」っていいね!
まさに唸り声のようだもんね。
しつこく残っていた夏が、その声を恐れて季節の向こうへ逃げちゃったようですね^^




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