Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタぴょんの日記 2013年11月8日 Ⅲ

11月8日 (金) Ⅲ

Ⅱからつづく



 廊下がきしみます。
 ナイチンゲール・フロアだと、言おうと思ったが、
 ナイチンゲールは、ドイツの鳥。

 うぐいすは、a Japanese bush warbler なのですが、


 岩波大和英辞典には、
   
   nightingale floor

 もしくは、

   squeaking floorboard

となっています。
りっぱな先生方が編纂した辞典に
文句を言ってはいけません。

 どうしても、ドイツ人を前に、
 
  nightingale (Nachtingall さよなきどり) 
 
という単語を使いたくない。どうする?

   
  squeaking floorboard

 で行く?

  squeaking 

というのは、雑音に属します。

noise であって、sound ではありません。

 一方、うぐいすは、歌うように鳴くので、

  noise ではなく、 soundです。

  ほな、どうしたらええねん。

 The corridor that makes sound every time you step on.

歩けば、音楽の鳴る廊下。


   ちょっとちゃうけど、こんなもんかな?

 え? そのとき、ゴタは、どう説明したかって?

 歌いましたけど。シューベルトを。


 秘めやかに 我が歌は、闇を縫い~ 

  
  
 それで?

 それで、もういいって、言われたの。

 

   【反省】 歌はカラオケに行って歌いましょう。


 庭園に出ます。
 修学旅行の学生たちが、廊下の下に入り込んでいます。


 奥さま(カローラ シーベルさん)が、
 彼らは、何をしているのか、尋ねます。


ゴタ : They are looking from under
     how the squeaking floor sounds like a bird.

     みんな、鶯張りの仕掛けが、
     どうなっているのかを見ているのです。


奥様 : Sounds fun. I'll take a look.

      面白そうね。見てみましょう。


  下から覗くと、かすがいが打ち込まれているだけです。
 
    「まさか、これが、鶯張りの正体?!」

  こういう釘で、音が鳴るというのなら、どんな釘でも、鳴るぜ。

  単に、廊下が古くなって、軋んでいるだけじゃないのか?

  あの、知恩院の廊下ね。
  あれも、鶯張りって、言われていたんだけど、
  修復したら、鳴らなくなったんだって!

  なぜだ?よもや、古式ゆかしい、
  鶯張りの建築方法の伝承が途絶えたなんて、
  言うまい。

  そういうことなら、ゴタの家の階段も、
  鶯張りだぜ。今は、ゴタの家じゃないけど。 

 
Ⅳにつづく
ゴタぴょん




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