Nicotto Town


今年は感想を書く訓練なのだ


妹と小林先生

妹のことで、記憶に残っている事を書き留めておこう!
時は小学6年生、私の担任は小林先生で、かつてはどこの小学校にもある、特別なクラスの担任だった方だ。
どういう風に特別かと言うと、ちょいと難しいのだが、つまり差別や偏見がある風に聞こえてしまったら謝ります。
当時知恵おくれや、自閉症等の児童が学ぶ、学年を超えて集められたクラスなのだ。
そして小林先生は、そのクラスを長らく担当し、妹の担任でもあったのだ。
子供の頃って誰でも、少しはやんちゃな思い出があるに違いないし、私もそうであった。
詳細についてはここでは置いとく事にして、小林先生も色々と気にかけていてくれたに違いない。

ある時妹が、例のクラスに居ることで私に対するいじめがあった。
とわ言え今思えば、どこでも起きそうな他愛のないことなのです。
しかし、それは事を軽く見ているのでなく、自分たちの身に降りかかったがゆえに、大げさに言いたくないだけなのです。
そして物語はクライマックスへ向かい、わたしは妹のクラスへ乗り込み、言い放ってしまったのです。
「お前さえいなければ・・・」と。最低です……
ことの成行きをさっして、追いかけてきた先生は、私の胸倉をつかむや否や、こっぴどく叱りつけてくれました。
始め、いじめられてるのは私なのに、何故叱られるの?と思いました。
しかし時がたつにつれ、己のした事をひどく後悔するようになったのです。
家族として、妹を守ってやらなければならないのに、なんて事をしてしまったのかと……




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