流しそうめん(後編)
- カテゴリ:自作小説
- 2017/08/12 22:31:39
前回のあらすじ
ニコト達は、神社の外で流しそうめんに参加した。
ミコトもおなかを空かせて流しそうめんを美味しく
楽しく食べていた。
神主「次のそうめんを流すよ!」
皆「は~い」
神主は、次のそうめんを流した。
すると、次のそうめんを流した後に噂の河童が
そうめん台の竹を滑り台みたいに流れていくのが見えた。
しかし、見えていたのは、ミコト以外の人は、
見えていなかったのだ。
ミ「あ・あれ?あれあれ?え?え?!
何で河童がこんな所にいるの?」
ミコトは、混乱しながら目を回していた。
ぺ「どうしたの?ミコトさん?」
ミ「い・いやね。今、流れてきたそうめんの後に
河童が通って行くのが見えたの。」
ぺ「河童がこんな所に居るわけないでしょう?
第一河童は、伝説上の妖怪でしょう?」
そんな物に会えたら凄い軌跡だよ。」
ミ「そ・そうだよね。(私の見間違いかもしれない
のに、私以外の人達は、河童が見えていない)」
ミコトは、自分だけ河童が見えているのに
周りの人が見えていない事に疑問を思った。
ペ「ミコトさん。そんな事より流しそうめんを
楽しみましょう。」
ペンギンは、にっこりと言いながらミコトに笑いかけた
ミ「そうね。思っていてもキリがないね。
よ~し~!楽しむぞ~!」
それから、流しそうめんのイベントは、
無事に終わり、流しそうめんの竹を支えたペンギンに
お礼を言い、バイト代の魚を挙げた。
ミ「流しそうめんのイベントを盛り上げてくれて
ありがとう。はい、バイト代の魚。」
ぺ「お・おおお~!こんなに沢山貰って良いの?」
ミ「良いの良いの。手伝ってくれたからそのお礼よ。」
ぺ「ワーイ!ミコトさんありがとう!」
ペンギン達は、嬉しくなった。
ぺ「また来れたらお手伝いに来るよきっと
そしたらまた宜しくね。」
ミ「うん。宜しくね。明日は、帰る日でしょう?
どうやって帰るの?」
ミコトは、ペンギン達がどうやって、この神社まで
たどり着いたのか検討が付いていなかった。
ぺ「それは、いつもお世話になっている動物園の
園長さんが此処まで、連れて着てくれたの。」
ミ「・・・・・。」
ミコトは、唖然としてしまった。
ミ「そうなのね。じゃあ、私の所へ泊まって行く?」
ペンギンは、寒さに強いからクーラーを付けるね。
私は、外でテント張って寝るから。」
ぺ「お気遣いありがとうございます。
お言葉に甘えてミコトさんの
部屋で寝させて貰います。」
ミ「じゃ、お爺ちゃんに言ってくる少し待って
貰えるかな?私、用事を直ぐに済ませてくるから」
ぺ「分かりました。では、待っていますね。」
ペンギン達に、そういって、場所を変えた。
そして、場所を変えた所へ付いたのは、
神社から少し離れた山道へ行く所だった。
ミ「オイ、河童!居るんだろう。出てこいやー!」
河童を誘う様に強い口調になった。
すると、激しい口調の後にさっきの河童が出てきた。
ガサッ
河童「チッ、見えないでイタズラできた思ったのに
何でお前みたいな、人間に見えるんだよ。」
ミ「私は、神社の娘だから、お祈り道具とか
持参しているからそれで少し見えるんだよ。」
河童「へ・へえ~そ・そう何だ。」
河童は、震えながら聞き逃そうとした。
ミ「さて、河童さん。お前に、2つ選択儀をやろう。
私が今履いている下駄でかかとおとしを
されたいか今すぐ、この場で去っていくか
どちらかを選べ。10数え終わる前に答えろ。
さもなくば、数え終われば、強制的に
かかとおとしになる。」
ミコトは、河童に2つしかない選択儀を与えた。
ミ「さあ、数えるぞ1・・。」
河童「(やばい、やばい。この人、マジギレだ!)」
早く数え終わる前に、選択しよう)」
ミ「2・・。
河童「この場を去るので、もう此処へ着ません!」
ミ「そうか、じゃあ消えろ、そしてもう来るな。
また来た時は、容赦ないぞ。」
ミコトは、まだマジギレ状態だった。
そして、河童は。すぐさま姿を消した。
数十分後ミコトは、神社の所へ戻った。
ぺ「あ!ミコトさん遅いですよ~!!」
ミ「ごめんね。直ぐの筈が少し長引いちゃった。」
ぺ「早く、ミコトさんの自宅へ行きましょう。」
ミ「そうだね」
ミコトは、ペンギン達をミコトの自宅へ行き
ペンギン達をミコトの部屋に連れてエアコンを
-20℃の設定にした。-20℃は、ペンギン達が済む
氷点下の気温ぐらいだった。
ミ「私的には、無理だけど、落ち着いたら寝てね
じゃあ、私も疲れたから、テントを張って
寝るね。ふわぁ~じゃおやすみなさい。」
そういって、ミコトは、ペンギン達を部屋に残して
自宅の外にあるテントを引っ張り出して
押入れにある寝袋を引っ張り出して外に出て
テントを入って、寝袋を出してそれから寝た。
翌朝、ミコトは、部屋に戻り、エアコンを消し
2匹のペンギン達を起こした。
ミ「ペンギン君達、朝の4時だよ。
さぁ、起きた、起きた。」
ぺ「お、おはようございます。」
ミ「はい。朝ごはんの魚だよ。」
ミコトは、ペンギン達に朝食の生のお魚を挙げた。
ぺ「頂きます~。」
ミ「食べている姿は、可愛いね。」
ミコトは、ペンギン達がえさを食べている様子に
癒されていた。
そして、癒されている間に動物園の園長さんが
いつの間にかペンギン達を迎えに来ていた。
園長「ごめん下さい。ペンギンを迎えにきた
園長です。ペンギン君たちいますか?」
園長さんの声に気づき、癒され時間が終わりを告げた。
ミ「居ますよ。ちょっとお待ち下さい。
ペンギン君、園長さんがお迎えにきたよ」
ぺ「お!園長さんだ!」
ペンギンは、喜びながら園長の元へ元気に行った。
園長「ペンギン君達は、どうでしたか?」
ミ「そりゃもう、立派に勤めを果たしましたよ。
お祭りも大成功で盛り上がりましたよ。」
園長「それは、良かったです。
また来る時は、宜しくです。
さぁ、帰るよ。ペンギン君」
ぺ「は~い。バイバイミコトさん。」
ミコトは、ペンギン達が帰って行く姿に
少し未練がましいけど、ミコトにとっての
すばらしい思い出が出来たと心にしまった。
終わり。
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- べラヒギンズ
- 2017/08/25 00:23
- しばらく閉鎖します、おやすみまた明日♪
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