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シン・ドラマ汁


伝七捕物帳2 感想文

伝七捕物帳2 第2回「めぐり逢い、悲しき草笛」
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
▼隠密同心
今回は、大店の女中をたらし込んで引き込みにし、用が済むと殺してしまうという
残酷な手口の押し込みの事件が続いているという話でした。
殺された女中が、役者のような見目のいい男と出会茶屋から出てくるところを見たという証言を得た伝七は、
その茶屋を見張り、早くも女中風の若い女と出てきた色男を見つけ、後をつけました。
しかし、いきなり手練の中年男が出てきて伝七を襲い、辛くも取り逃がしてしまいました。
一方の女中の方は、お幸という大店の女中であることが分かり、後日そちらを尾行したところ、
再びあの色男が現れたため、見張っていましたが、また中年男が出てきて斬り合いになってしまいます。
ですが話をしてみると、何と彼は遠山配下の隠密同心で、顔を滅多に見せないという
押し込み一味の親分の正体を突き止めるため、一味に潜入していると言うのです。
その隠密同心・辻村は、伝七にお調べのため手を引けと言います。
しかしこのままではお幸が殺されてしまうので、伝七は手を引くわけにはいかないと断ります。

▼14年前の火事
奉行所で調べたところ、確かに辻村という同心は存在しているそうですが、14年ほど前の大火で妾を失い、
娘が行方不明になって以来、常に眉間に皺を寄せ、無口な人物になってしまったとか。
辻村は独身でしたが、その妾は以前辻村が捕縛した男の妻だったため、正式に結婚できなかったのです。
その娘の名前はお幸、つまり今回のターゲットにされた引き込み役の女中でした。
実はお幸の母親、つまり辻村の内縁の妻は、辻村が捕縛した男の仲間により、家に火をつけられて死んだのでした。
その犯人たちが、恨むなら辻村を恨めと言ったため、まだ子供だったお幸は
それをまともに受け取り、父親を恨んでいたのです。
そして伝七が、色男と手を切るように諭しても、言うことを聞こうとしませんでした。
火事でできた酷い火傷の跡があるのに、優しくしてくれる色男にぞっこんだったのです。

▼裏の裏
一方辻村は、一味の仲間に何故伝七を殺さなかったのかと責められていました。
辻村はあの岡っ引きを利用しようと考えていると言い訳します。
彼はまだ一味に加わって日が浅いため、信用がないんですね。
伝七たちは一味のイケメンとつるんでいた男を見つけ、後をつけますが、
そいつは道すがら転んだ子供に持っているアメをやるという、悪党らしくないことをしました。
その後辻村は伝七を呼び止め、今夜押し込みを実行すると言うのですが、
彼が伝えたのはお幸が奉公する店とは違う店でした。
伝七たちは夜になって、その店に張り込みます。
一方一味はお幸の店に行き、色男がお幸に引き込みをさせ、いつものように殺そうとしました。
しかし辻村が割って入り、お幸を店の奥の方に連れ去り、自分が殺したと言って血塗られた匕首を見せます。
金品を盗み、アジトに戻ったところで、仲間がまだ生きているお幸を連れてきて、
殺されたくなければお前がその娘を殺せと、辻村を脅します。
そこへ出てきたのが一味の親分。
それは例のアメ事件の時、通りがかった老人でした。
アメの包み紙に連絡事項が書いてあったというわけです。
お幸を殺せるわけもなく、辻村は死を覚悟して一味に斬りかかりますが、首に痛手を負ってしまいます。
そこに伝七たちが登場。いつものように力業で全員をねじ伏せましたw
実は辻村と伝七は示し合わせていて、最初に偽の店を伝えた時は、仲間が近くで見張っていたのです。
そして、偽の店の方に張り込むふりをして、それを確認しに来た一味の男が去ってから、
お幸の店に向かったというわけです。
辻村は一命を取りとめ、お幸と和解しました。
お幸は殺されそうになったとはいえ、一味を引き込んだ罪で、江戸払いとなり、
辻村の養生のため、多分湯治場かどこかに2人で旅をすることになりました。

▼キャスト
辻村を寺島進が好演。
役柄でいつも笠をかぶっていたのがちょっと残念でした。
お幸を演じていたのは瀬戸さおり。
私は知らなかったのですが、あの瀬戸康史の妹なんだそうですよ。
ただ27歳なのに17~8歳の役はどうなんだと。
相変わらずこのドラマ、平均年齢が高いですw




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