「SQ~部リベ~ンジ!」-2
- カテゴリ:自作小説
- 2017/08/12 12:51:06
リサイクルショップでの商談は、両者納得のいく1万円。つまりは、店頭表示価格より、少々下がってはいるが、1満縁ということにして、お客さん1号の手に渡ったのであった。このお客さん1号は、元々ここで買うつもりであったことも話し、3千円で参戦縁はちょっと困ってしまうとの事。「俺は野球選手じゃないから・・・」と、探し求めて、ここで1万円以上の値段で売られているのを見つけて来たようだ。それから数日・・・あの記念ボールはどうなっているのか?
お客さん1号のお友達:おお!珍しいな!君がこんなものを部屋に飾るとは!どういう風の吹き回しかしらないけど、フィギュアに囲まれてこれがあるというのは実に奇妙に見える。アンバランスじゃね?
お客さん1号:これがいいんだよ。直球ストレートで、こちらに向かってくるフィギュアのオーラを感じるだろう?それを全身で受け止めているんだ!こうやって!「はぁーー・・・」
と、両手を開き十字架の様に立って、なにやらオーラを受け止めているようだ。?
お客さん1号のお友達:なるほどー・・・私もやってみるかな。「はぁーー・・・」・・・・おお!感じるよ!何かが私のハートに吹き込まれたような?ああ!
オタク時間である。
お客さん1号達が、何かをやっているなか、「まいったべー監督?」が、遊休で?視察がてらハンディーカムを持参して、観光に来ていたようである。
まいったべー監督?:おお、これは使えそうだ。
撮影している。が、映像確認して
まいったべー監督?:駄目だな。建物の感じが良くない。
監督との距離の問題なのか?お客さん1号達が遊んでいる時、あの1満縁で購入してきた記念ボールに異変が生じたようだ?
お客さん1号のお友達:あははははは!んん?え?おい!見ろ!記念ボールが!
お客さん1号:え?なに?ああ!
丸い形の球場記念公式ボールが、ダイス型となって、サイコロの目が現れたのであった。
お客さん1号:嘘だろ?俺の記念ボールが!サイコロになっちゃったよ!人生ゲームのデッカイ版じゃーないんだから!スゴロクゲームに変わるなよ!あ~・・・
お客さん1号のお友達:ひょっとしたらさ、これでフィギュアが動き出すんじゃないのかな?
お客さん1号:そんなわけないだろ?動いたとしてもこの部屋の中をあちこち動き回るそんなことには・・・動いてくれたらうれしいけどさ。おまえが俺があっち見ている間に取り替えたんじゃないのか?
お客さん1号のお友達:そんなわけないだろう?私はマジシャンじゃないし・・・あんなボールは隠せないよ。
お客さん1号:リサイクルショップの店長は何も言ってなかったなーやはり詐欺だったかな?返品しようかな?
本日はここまでに・・・