警視庁いきもの係 感想文
- カテゴリ：テレビ
- 2017/08/09 16:51:08
警視庁いきもの係 ＃５「サルを愛した容疑者」
フジテレビ 日曜夜９時～
▼サル
記憶喪失を薄に暴露されてしまった須藤は、退職を考えるも、すでに左遷も同然の部署にいるため必要ないと、
田丸に退職届を破られてしまいます。
その後、田丸たちと飲みに行った須藤のところに、薄が殺人事件の第一発見者になったという報せが入り、
須藤は急いで現場に駆けつけます。
薄が知人の五反田から、リスザルの飼育について相談を受け、五反田の近所の喫茶店で話していたのですが、
エサを見てほしいと言われ五反田のマンションを訪ねたところ、五反田の恋人・名子が倒れているのを発見。
鉄アレイで頭を殴打されて死んでいるようでした。
その鉄アレイから五反田の指紋が出たので、五反田は警察に連行されてしまいました。
死亡推定時刻は夜の７～８時で、薄が喫茶店で五反田と会ったのが７時過ぎ、
マンションに帰ってきたのが８時だったので、五反田にはアリバイもないことになります。
リスザルがいる部屋がとても暑かったので、日塔がリモコンを探したところ、
床に血痕がついたリモコンがあったため、鑑識に回したのですが、実はその部屋のリモコンは、
扉を開くと隠れてしまう壁にあったのです。
一度は捜査一課に任せることになり、須藤と薄は追い出されてしまうのですが、
翌日ゴハンがケージから出て暴れて手がつけられなくなっていると、再び須藤たちが駆り出されます。
薄のアドバイスで暴れるゴハンを何とか捕まえることができましたが、捜査一課は被害甚大ですｗ
前日薄は、ケージのストッパーが緩んでいて、力をかけると開いてしまうのが気になっていたのです。
五反田は、居酒屋チェーンを経営する叔父が、海外に行っている間リスザルを預かっており、その報酬として
今の豪華なマンションに住まわせてもらって、生活費も出してもらっているようで、リスザルの世話は
完璧にこなしていたのに、何故ストッパーが緩んでいるのを見逃していたのかが、気になったのです。
▼サルが嫌いな浮気相手
実は、五反田は名子と別れたがっていたのに、名子がなかなか別れようとしないのを悩んでいたことが分かりました。
別れる原因は、名子の友人女性との浮気が本気になってしまったことです。
須藤と薄はその女性に会いに行きましたが、リスザルを気に入っていたという名子とは打って変わって、
動物全般が苦手という女性でした。
彼女は事件当日の昼間に名子と会っており、その時名子はきれいな服を着て化粧もバッチリして、
今まで五反田とのことに悩んで相談していたのに、五反田からもらったイヤリングもしていて、
何かサバサバした様子だったと言います。
その上彼女は、五反田を困らせるため、リスザルをこっそり誰かに譲ろうとしていたのではないかと言うのです。
また、五反田との関係については、何度か食事に行っただけだと嘯いていました。
▼殺処分の危機
薄とリスザルの世話に行った須藤は、ケージに半分に切られたキウイがあるのを見つけます。
表面が汚くなっていたので、彼はそれを捨てました。
その後、ペットショップに行った須藤と薄は、腕に包帯を巻いた店員から事情を聞きます。
彼は五反田と名子のことを知っているようでしたが、何か隠しているようだったので、
薄はその怪我を見せてくださいと、半ば強引に包帯を解いてしまいました。
そこには、明らかに小動物に噛まれた歯型が…。
実はその店員は、名子からリスザルを譲り受ける約束をしていた人物でした。
名子とは足がつかないよう、公衆電話で連絡を頻繁に取っていたのです。
そして、名子が五反田の留守中に家に入った後、彼も家に入ったのですが、すでにその時名子は事切れていました。
リスザルがケージから出て暴れており、キッチンで倒れている名子のそばに鉄アレイが落ちていたので、
このままだとリスザルが人を殺したことになり、殺処分されることを恐れた店員は、
名子の死体を別の部屋に移動させ、リスザルを捕まえてケージに戻したんだそうです。
その時リスザルに噛まれ、血痕がリモコンについたんですね。
ここで名子の死は、リスザルが鉄アレイを落としたことによる事故死であることが決定的になってしまいます。
ここで疑問があるのですが、リスザルは名子に危害を加えようとして鉄アレイを落としたのではなく、
偶然リスザルが移動した場所の下に名子がいて、鉄アレイが落ちただけなのに、殺処分されてしまうものなのでしょうかね?
道端で人間を襲ったのとは根本的に違いますし、人間で言うなら過失致死ですよね。
それでも親族はサルを恨み、殺処分を願うものなのでしょうか？
というか法的にはどうなんでしょうね？
で、薄が気にしたのは、店員が「腐ったキウイがケージの中にあった」と証言していたことです。
それは須藤が捨てようとしたキウイですが、五反田が毎日朝晩エサをやっていたのに、何故腐ってしまったのか？
もう１つの手がかりは、店員の証言でその日名子が買ったペット用のおもちゃが、サルの部屋に転がっていたこと。
リスザルがキッチンで暴れていたら、おもちゃを持ってサルの部屋に行く余裕なんかないはずです。
名子が五反田の部屋に入ってから、リスザルがケージから出たとしても、結構な力をかけないと
ケージが開かないため、その音で名子が異変に気づくはずです。
ここで一度、事件の真相を推理してみましょう。
▼以下ネタバレご注意！
犯人はズバリ、五反田です。
五反田は名子が何か企んでいることを察して、逆に彼女を殺し、それをリスザルのせいにして殺処分させ、
動物嫌いの新しい恋人を部屋に呼ぼうと考えていたのです。酷過ぎる男ですね。
五反田はまず外出するふりをして、名子が部屋に入ったのを見計らい、こっそり帰宅しました。
そして名子を鉄アレイで殴り殺し、リスザルを外に出して、事故現場を作り上げたのです。
その後来るであろうペットショップの店員に死体を発見させ、彼が通報することを期待したのですが、
あろうことかその店員が事故現場を事件現場に戻してしまった上、連絡も来ないので、
しびれを切らして薄を連れて帰宅したというわけです。
証拠はリスザルのエサのキウイです。
五反田は、その日名子の死体が、自分があげたイヤリングを着けていたと証言しましたが、
実はキラキラしたものが好きなリスザルが、名子の死体からイヤリングを取って、キウイの中に埋めていたのです。
だから表面が荒れていて、腐っているように見えたんですね。
その日名子が死んでからしか会っていないはずの五反田が、何故彼女がイヤリングをしていたのを
知っていたのかが、決め手となりました。ちょっと弱いような気もしますがｗ
あと、そのキウイって須藤が捨てたんじゃなかったのかなって思いましたが、
捨てたのではなくて、証拠品として取ってたんですかね？ そのへんがよくわかりませんでした。
また、鉄アレイが落ちただけなのと、持って殴ったのとでは、傷の深さとか角度が違うような気がします。
きっとマリコならそこから真実を見出してくれていたかもしれませんｗ
あと、サルを愛した容疑者って誰なのかなと思いました。
五反田はサルをこれっぽっちも愛してないし、浮気相手の女性も動物嫌い、強いて挙げるなら、
ペットショップの店員くらいですかね？
犯人を当てることはできたでしょうか？
おサルの回、見逃し配信も見逃してしまったのでｗ
ぞぬこしゃんのブログを拝読しにまいりますた。