Nicotto Town



蝶々の反撃ーオオムラサキの思い出


2017年8月1日
アカボシマダラの卵を確認しに行きました

蝶がしっかりとしがみついていた葉っぱはすぐに見つかりました
他の葉っぱについていた卵は孵化したらしく
大きな食いあとを残していなくなっていましたが
豪雨が降った後の確認だったので
新しい卵はなくなっていました
食いあともなかったので
大きな雨粒に叩かれたか激流に洗われてしまったかな

アカボシマダラに飛びかかられてオオムラサキの攻撃に触れたので
「オオムラサキの思い出」も書いておきたくなりました
18年ほど前ですが
山梨県の瑞牆山の北壁にある不動の滝を目指して登山中の話です

不動の滝への道を車で行けるだけ行って、歩き始めました
山道の両側から、木の梢が重なり合い 朝なのに薄暗い山の道
前夜の雨で大きな水たまりがいくつもできていました
その水たまりにオオムラサキが何頭も群がって水を飲んでいます

オオムラサキだ!と興奮しました
まだ、蝶々に興味のないころでしたが
紫色の大きな翅を翻してゆうゆうと群舞し
水を飲むさまに見惚れました

近づいても、逃げようとしないどころか
近寄ってきます
顔の回りを飛び回って
まるで「よく来たな」と歓迎されているようです
近づくと逃げてしまう蝶にしか遭遇したことがなかったので
なんて人懐こい蝶なんだろうと感動しました

後日、友達の陶芸展で、そのまた友達の蝶博士にその話をしたところ
彼女は顔色も変えず、眉根ひとつ動かさず
静かに一言、「オオムラサキの攻撃に遭った」のだと
教えてくれました
オオムラサキは攻撃をする蝶々だと初めて知りましたし
蝶々が人を攻撃するほどの意志を持っていることに驚きました
蚊なら生きるための意味ある行動ですが
蝶々が縄張り意識をもって攻撃するとは考えてもいませんでした
人懐こいのではなくて
勇敢な蝶だったんですね

え?あれが?攻撃?なんだろうかという疑念が残りました
納得できない
だって、だって、
攻撃って何が武器なの?
脅かすだけなら
攻撃と言うより反撃と言う方が似合っています

人間がモアイ像を建てるのは
海から敵が上陸しないように巨人の住む島だと
怖がらせて追い払うためだという説がありますが
こっちに来ないで!
あっちに行け~
という非暴力行動のようではありませんか

翅で目を払ったり肌を触ったりすることが
蝶々の反撃なら
蝶々にも感情や判断力や自己保全力があるということです
感情や判断力があるならば
蝶々と人間が共生する環境を作れば
蝶々と仲良くできると思うのですが・・
ですが、なかなか、友達になることはできません
人間が暴力をふるう限り
自然の生き物は身を隠し
身を護るために反撃するのでしょう





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2017/08/07 10:32
今回の台風5号 我が地域は被害無く通り過ぎて行きました
今後の進路にあたる皆さんが心配です
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2017/08/04 22:20
私もまだ逃げる蝶にしか出会ってないので、近くに寄って来たら少し嬉しくなってしまうかも・・
とても貴重な体験されたんですね^^
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2017/08/03 06:36
蝶蝶は攻撃をしてくるんですね。そりゃそうだろうなぁ。ニンゲンには、毛虫のころ散々なメにあわされてるんだから、友好的ではないのがフツウかもしれません。。。



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