Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険Season2PART0第5章


   アラキの大冒険Season2PART0第5章 その④

  「面倒なことになったわね・・・・・・。」
 とアノートがそう言って一つ大きな溜息をつくとボルトールが、
 「ああ・・・・・・。その野生のポケモン達には悪いが、
 今は躊躇っている暇はない。襲って来るのなら
 対抗するしかないようだね。」
 と僕達に向かってそう言った。
 「そうですね・・・・・・。」
 とアノートがそう言って一つ大きな溜息をつく。
 「・・・ところで、後ろに何かスイッチがあるよう
 だけど、起動させておいたほうがいいかな?」
 とライトが緑色のレバースイッチを指差してそう言った。
 「あらホント。まあ先に進む道が開くものか
 あるいは仕掛けられた罠かは分からないけど・・・・・・
 まあどうするかはアラキに任せるわ。」
 とアノートが僕にそう言ってライトが指差した
 緑色のレバースイッチを見ながら続けて、
 「とりあえずどうするか決めたら他の奴らを
 探しましょ。襲ってくる敵がいるかもしれない
 から充分注意していきましょう。」
 とアノートはライトが指差した緑色のレバースイッチを見ると
 僕にそう言った。僕は緑色のレバースイッチを動かして
 起動させた後、最初に入ってきた広場のように開けた部屋から
 次は左に伸びる道を先に進んでいくと今度はドグラスと呼ばれていた
 スカタンクが赤いレバースイッチの前に立っていた。
 「お、またお前らか。オレ様の屁の臭さに
 逃げ出したと思ってたが執念深い奴らだな・・・
 クククッ。」
 とドグラスは不気味な笑みを浮かべながら僕達に
 向かってそう言うとアノートが、
 「自分の屁の臭さを自慢するとか自虐にしか
 聴こえないんだけど・・・・・・。」
 とドグラスに冷ややかな目線を当ててそう言った。
 「あ?うるせぇな!オレ達の種族はみんな
 こうなんだから仕方ねぇだろ!また毒ガスおなら
 食らわせんぞ!!」
 とドグラスはアノートの冷ややかな目線を受けて
 彼女にそうメンチを切った。
 「女性に対していう事かしらねー・・・それ。
 とりあえずムカついたからさっきの仕返しは
 させていただくわ。」
 とアノートはメンチを切ったドグラスに
 冷ややかな目線を当ててそう言うと続けて、
 「と言う訳で私は絶対行かせてもらうわ。」
 とアノートは僕にそう言ってきた。
 かくして僕達とドグラスとのバトルが始まった!!
 ドグラスとのバトルは、彼の毒攻撃に手を焼いたが、
 それ以外何のことなくドグラスを打ち倒した。
 こうして僕達とドグラスとのバトルは、
 僕達の圧勝で幕を下ろした。
 「な、なんて奴らだ・・・・・・強い・・・・・・。」
 とドグラスはうぐぐっと呻きながら
 そう言うとアノートが、
 「女は怒らせると怖いのよ。これ以上痛い目に
 遭いたくなかったらさっさと消え失せなさい!」
 とドグラスに向かってそう言った。
 「ち、畜生!」
 とドグラスはアノートに舌打ちしながらそう言って
 悔しそうにどこかに走り去っていった。
 「って、逃がしてよかったの?」
 とフュールが慌ててアノートにそう訪ねると彼女は、
 「あ、そうだ捕まえなきゃ意味ないわよね。」
 と自己嫌悪してそう言うと彼女は、
 「すみませんボルトールさん。
 手間を増やしてしまって・・・。」
 と自己嫌悪しながらボルトールに謝罪すると彼は、
 「いや、気にしなくてもいいよ。2匹とももう
 戦う体力もない状態にできたんだ。そのうち
 追い詰められるだろう。」
 と自己嫌悪しながら彼に謝罪したアノートに
 優しくそう言うと彼は、
 「さて、残りはあのザングース・・・・・・レイン
 とか言ったか。彼だけだね。早く見つけ出して
 捕まえないとね。」
 と僕達にそう言うと赤いレバースイッチを起動させてから
 最初に入ってきた広場のように開けた部屋に戻り
 そこから上に向かって伸びている道を進む。
 するとその道の先にエーティ、ドグラス、レインの3匹が立っていた。
 「あっ!いた!!」
 とアノートが彼等を前足で指し示してそう言った。
 「クククッ、まさかお前たちがスイッチを作動
 してくれたなんてな。おかげでここの鍵が解除
 されて進めるようになったぜ。」
 とドグラスはアノートにそう言って嫌らしげな
 笑顔で笑った。
 「あたいたちは負けちまったにゃが、当初の
 目的の第1段階は達成できたしよしとする
 のにゃ!」
 と今度はエーティが嫌らしげににやけながら
 アノートにそう言った。
 「なんですって!?
 あのスイッチは作動させるべきじゃ
 なかったか・・・・・・!」
 とアノートが悔しそうにそう言うとレインが、
 「まあ作動させないとお前らも目的地にたどり着け
 ないからどっちみち作動させるしかなかったがな。
 フッフッフ!」
 とそう言って悔しそうにしているアノートを
 見ながら嫌らしげににやけるとレインは、
 「さあお前たち!俺が足止めしている間に
 さっさと例のアレを作動させるのだ!」
 と他の2匹にそう指示をするとドグラスが、
 「おうよ。」
 とレインに短い返事を返すとその道の先に
 エーティと共に姿を消す。
 「というわけで俺らチームSZL!
 名前の由来は察せると思うがそんなことは
 どうでもいいのだ!」
 とレインは僕達にそう言うと続けて、
 「ここまでやってくれたお前たちには悪いが
 リーダーの俺様の手によってくたばって
 もらうぜな!!」
 とレインはそう言うと僕達に飛びかかってきたが
 弱すぎて勝負にすらならなかった。
 「ぐぅっ・・・・・・!あいつらから聞いていたが
 ここまでとは・・・・・・!だがしかし・・・・・・駄菓子菓子!
 もう襲いぜな~!!」
 とレインはそう捨て台詞を残し他の2匹の後を
 追ってその道の先に姿を消した。
 「あっ!待ちなさい!!
 (ここでありそうな駄菓子ネタさりげなく
 置いてかれたー!!)」
 とアノートがそう叫んでレインの後を追っていった。
 「急いで追いかけよう!」
 と今度はシャドーがそう叫んでレインの後を追っていった・・・。

    アラキの大冒険Season2PART0第6章その①に続く




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