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ブランケット・キャッツ 感想文

ブランケット・キャッツ 第4話「尻尾の曲がったブランケット・キャット」
NHK 金曜夜10時~
▼箱入り息子
今回は、何やらいわくありげな中学生の少年とその家族のお話でした。
中学1年のコウジは、秀亮の飼い主募集の張り紙に興味を持ち、最初は張り紙を見るだけでしたが、
彼を見かけた楓や美咲に勧められ、中に入ってみるようになります。
彼は特に、かぎしっぽのキーが気に入ったようでした。
それまで猫を飼ってなかったので、かぎしっぽが珍しかったんでしょうね。
うちも結構かぎしっぽの猫はいたのですが、今は1匹しかいないですね。
しかもかぎではなく玉のようです。
しかしいつも見るだけで欲しいとも言わず、じれた秀亮は持って帰りたいなら未成年の場合
保護者の同意が必要だと言います。
コウジの父親の高志は、高卒ながら電気工事の会社を設立し、優良企業相手に商売をしているやり手の実業家。
なので自分の息子には同じ苦労はさせたくないと、いい大学に行かせるため、コウジの将来に関することは、
何から何まで自分で決めてしまうため、コウジ自身は自分のことを自分で決めたことがなかったのです。
それが思春期に入り、自我が強くなってきたコウジの悩みの種でした。
そしてコウジには、もう1つ悩みがありましたが、それはまた後で。

▼トライアル
キーのことを気に入ったコウジは、勇気を出して両親に猫を飼いたいと言いました。
プライドが高い高志は、ペットショップで血統書付の猫を買おうと言うのですが、
キーのことしか頭にないコウジは、高志を秀亮の工房に連れて行きます。
すでに大人の猫で、雑種でシッポが曲がっているキーを見て、こんな欠陥品はいらない、
ペットショップに行こうと高志が言ったため、例の如く秀亮はあんたたちに猫は譲れないと言うのですが、
自分のことを自分で決めたことがないと言っていたコウジの言葉を思い出し、コウジに決定権を委ねました。
結果、コウジはキーを家に連れて帰ったのですが、高志は秀亮のことが気に入らず、
3日間のトライアルが終わったら、キーを返せといきりたってました。
コウジはキーを、自分と同じコウジという名前にしました。
しかしその後、猫のことなどどうでもよくなるようなことが起きてしまいます。

▼いじめる側
コウジは以前からクラスの友人たちにラインで責められ続けており、ついに学校をサボってしまい、
3日間も無断欠席が続いたため、学校から電話がかかってきたのです。
普通1日でも無断欠席したら電話かかってくると思うんですけどねw
コウジがいじめられているのではと、高志は学校に怒鳴り込みますが、話をよく聴いてみると、
どうやらイジメをしていたのはコウジであることがわかったのです。
コウジは友人たちにそそのかされ、一番の親友だった少年のイジメに加担してしまったのです。
そそのかされたとはいえ、実際にイジメもしたので、責任は逃れられません。
そそのかした友人たちは、コウジに全責任を押し付け、逆にコウジをいじめていたのです。
真相を知った高志は烈火の如く怒り、そんな風に育てた覚えはないときつくコウジを叱ります。
そして怯えて怒るキーを玄関から逃がしてしまったのです。
キレたコウジは、父親に自分はそんな人間じゃないと殴りかかり、母親も突き飛ばし、キーを探しに行きます。
途中楓と出会い、秀亮や美咲も巻き込んでキーの捜索が始まりました。
そしてなんとかキーを見つけることができたコウジは、帰り道、いじめた親友の両親の家の前で、
高志と母が土下座して謝罪しているのを見かけるのです。
たまらなくなったコウジは、自分も土下座して謝ったのです。
その後、結局キーはそのままコウジにもらわれていきました。
ということは、キーはコウジになったわけですね。ややこしいw
椎名家の猫はこれで5匹になりました。少し寂しくなったけど、まだまだ多いですよねw

▼イジメの問題
今回はイジメの話でしたが、本当に根が深い問題で、一口に悪いことだと決め付けられない部分もあります。
というのも、いじめていた方がいつのまにかいじめられる側になることもあれば、
いじめられていた方がいじめる側に回ることもあるからです。
しかもこの年頃って遊び半分ですよ。
またイジメ自殺を大々的に報道して社会問題にするもんだから、
いじめられた側は死ねば解決すると思い、いじめる方は簡単に死ねと言う。
思春期って悪いことに憧れたり、大人の言うことに反発しがちな年頃なので、
イジメがどんなに悪いことが懇々と説明しても、逆効果だったりするんですよね。
その上最近ではスクールカーストなどという身分制みたいなものまでできてきて、
本当に子供にとっては暮らしにくい世の中になったなと思います。
私の子供の時代にもちょっとはそういうことはありましたけど、今ほどはっきりはしてなかったですね。
本当にイジメの問題は難しいですよ。
イジメをなくすには、学校自体を小さくして、地方の潰れそうな学校くらいの規模にするしかないと思いますね。
あまり現実的ではないですけどね。




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