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シン・ドラマ汁


ブランケット・キャッツ 感想文

ブランケット・キャッツ 第2話「我が家の夢のブランケット・キャット」
NHK 金曜夜10時~
▼もっと西島と猫を!
このドラマのよさは、西島と猫が戯れるところにあるというのに、なんということでしょう、
今回はそのシーンが初回の前回よりかなり少なかったです! これは遺憾。
NHKのドラマは大抵、放映開始までに撮り終えているので、
こんなことを言ってももう仕方ないかもしれませんが、もっと西島と猫が見たい!
特に、その回トライアルで貸し出される猫ちゃんとの絡みや思い出をもっと見たいですね。
ちなみにうちの猫たちはあまり鳴かない子が多いので、3匹いてもわりと静かです。
人間と同じで、無口だったり声が小さくて聞こえない子っていますよね。
逆に用もないのにしょっちゅう鳴くおしゃべりな子もいますけどね。

▼リストラで引越
今回猫をトライアルで預かった家庭は、父親の隆平がリストラで解雇になってしまい、
3ヶ月も失職中で、家のローンが払えなくなったため、家を売却しようとしている家庭でした。
誰でも思うと思うんですが、猫なんか飼ってる場合じゃないですよねw
しかし、自分がクビになったことで家族に迷惑をかけていることに劣等感を抱く父親は、
飼い主募集の張り紙を見て、子供たちが小さい頃に飼いたいと言っていた猫を持ち帰ろうと考えます。
当然秀亮には家庭がそんな危機にあることは伝えていません。
秀亮は隆平の人の良さそうな性格を見て、トライアルを受け付けます。
猫を持って帰った隆平に、こんな時にと妻は呆れます。
5年生の長男は猫を欲しがっていたことなんか
すっかり忘れていて、
ウサギが欲しかったみたいですが、素直な性格なので、可愛いと受け入れました。
引越しなければならないので猫は飼えないと、隆平は仕方なく猫をトライアルが終わったら返すことにしました。
問題は長女。学校で父親がリストラされたことで、引越を夜逃げだとからかわれて腹を立てていて、
猫に見向きもしないどころか、父親になんだかんだと噛み付きます。
中学2年なので、ちょうど反抗期なんですよね。
私は同じような境遇になったことがないので分からないですが、娘の反抗って前から書いているように
一番ムカつくパターンなんですよねw
なぜか不思議とこういう役割は息子でなくて娘ですよね。
父親からしてみると、性が違うだけにまったく心が読めないからなのでしょうか。
そして、隆平は自分がクビになったという負い目があるので、言われっぱなしなのです。

▼娘の暴挙
そのうち、まだ契約もしていないのに、不動産屋が内覧をしたいという客を連れてくることになりました。
猫を飼っている(というか預かってるだけですよね)ことは言っていないので、
娘と息子に猫を連れて外に出てこいと母親が命じ、姉弟はケージに猫を入れて出て行きました。
確か、秀亮が名前を教えるのを忘れていたので、メスなのにニャースケと呼ばれてましたねw
しかし前の家族が住んでいるうちに内覧とか、感じ悪いですよねぇ。
不動産屋って、売り手側にはそんなに上からなんですかね?
で、子供部屋を見せる時になって、娘の部屋に客を入れた時、壁に「この家を買う奴は不幸になれ!」と
大きな文字で書かれていましたw
当然客は怒って帰ってしまい、不動産屋からも、もう一度家族でちゃんと話し合ってくださいと
釘を刺されてしまいます。
そしてその夜、息子が猫を連れて寝ようとした時、持ってきたブランケットがなくなっているのに気づきます。
それは娘の仕業で、問い詰めると「臭いから捨てた」と言うのです。
「自分のことはどう言われてもいい、でも思い通りにいかないからといって、
自分より弱い者を困らせるな」と隆平は言うのですが、娘は「猫のことは気にしても
被害者の私のことなんかどうでもいいのね」と反抗します。
これは、母親が叩きましたね。ちょっとスッとしました。
「家族に被害者も加害者もない」と言うのです。
それまで、失職した隆平に、早く仕事を探せとか、猫なんか飼えないでしょとか、
批判的なことばかり言ってきた妻を、離婚したいと考えているのではと、隆平は疑ってました。
しかしこの言葉で、自分と一緒に困ってくれている、何とかしようとしてくれている、
口やかましいのも彼女が前を向いているからだということに気づくのです。
娘も、いつも子供たちには優しかった母親の、突然の叱責が堪えたようで、
父親と2人で捨てたブランケットを外に探しに行くのですが、実は捨てたわけではなく、
ちゃんと取り戻せる場所に置いていただけでした。
たった3日間のトライアルでしたが、猫の存在がバラバラになりそうだった家族の絆を取り戻したというお話でした。
こういうことってありますよね。
猫に限らず、モノでも人が思い入れしているモノだと、何かしら人間関係に影響を与えることがあります。
猫を初め動物の場合、生き物ですから、無機物よりも影響が大きいと思いますけどね。
ただ、いいことばかりでもなかったりするのが、人生一筋縄ではいかないところですよね。




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